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【趣味:ビジホ泊】30代独身が週末に「近所のドーミーイン」へ逃亡すべき科学的理由。

「家があるのに、わざわざ近くのホテルに泊まるなんて金の無駄だ」
かつての私もそう思っていました。

しかし、断言します。
「ビジホ泊」こそ、30代独身エンジニアに残された最強の回復魔法です。

自宅には「溜まった洗濯物」「未読の郵便物」「外の騒音」というノイズがあります。これらが視界に入る限り、HSP気質の私たちの脳は休まりません。
週末に1万円を払い、物理的にタスクから自分を切り離す。これは宿泊費ではなく「完全な静寂を買うためのシステム利用料」なのです。

距離の黄金比は「電車で30分〜1時間」

ビジホ泊において最も重要な変数は「距離」です。
近すぎてもダメ、遠すぎてもダメ。私の実験結果から導き出された最適解は「ドア・ツー・ドアで30分〜1時間」のエリアです。

近所すぎる(徒歩圏内):日常の延長感が抜けきらない
遠すぎる(2時間超):移動でHPを消耗し「旅行」になってしまう
最適解(30分〜1時間):適度な「移動」が脳のスイッチを切り替える

電車に揺られる30分間が、日常と非日常を隔てる「ローディング画面」の役割を果たします。
いつもと違う路線の、降りたことのない駅。そこには「知らないスーパー」や「入ったことのない中華屋」があります。この「知っているようで知らない町」こそが、脳に適度な刺激とリラックスを与えてくれるのです。

週末20時間の「ソロ活フルコース」

ただ寝るだけでは勿体ない。
当ブログで推奨している「一人焼肉(昼)」と「ラーメン(夜)」を組み合わせ、ドーパミンとセロトニンを戦略的に分泌させる最強の週末回復プランを構築しました。

12:00
移動 & ソロ焼肉ランチ

知らない駅に降り立ち、まずは景気づけ。3,000円前後の良い肉をランチで喰らいます。夜ではなく昼に行くことで、コスパ良く脳内物質をドバドバ出し、幸福感をチャージします。

15:00
チェックイン即、大浴場へ

ホテルに着いたら荷物を投げ出し、即座に大浴場またはサウナへ。まだ外が明るいうちに入る風呂の背徳感は異常です。スマホをロッカーに封印し、「デジタルデトックス」を強制執行します。

18:00
客室の「要塞化」完了

近くのスーパーで買い込んだ地元の惣菜とビールを展開。Fire Stickをテレビに挿し、YouTubeや映画を垂れ流します。「家事をしなくていい」という全能感に浸る時間です。

21:00
夜の知らない街へ「ラーメン散歩」

小腹が空いたら夜の街へ。行列店ではなく、地元の静かな中華そば屋を探して彷徨います。冷たい夜風と温かいスープのコントラストが、ストレスを完全に消滅させます。

08:00
人が作った朝食を食べる

片付けなくていい、準備しなくていい食事。これ以上の贅沢はありません。チェックアウト後は、生まれ変わったかのような足取りで帰宅できます。

エンジニアにおすすめの「推しビジホ」3選

どこでも良いわけではありません。我々が選ぶべきは、「大浴場あり」「遮音性」「適度な放置感」のあるホテルです。

ドーミーイン(御宿 野乃)
サウナ最強 夜鳴きそば無料

迷ったらここ一択。ビジネスホテルの皮を被った温泉旅館です。サウナの温度設定がガチ勢仕様で、水風呂も完備。21:30からの無料ラーメン(夜鳴きそば)があるため、一歩も外出せずに完結させる「引きこもりプレイ」も可能です。

カンデオホテルズ (CANDEO)
スカイスパ プチ高級感

「自分へのご褒美」感が欲しいならここ。最上階にある露天風呂(スカイスパ)が素晴らしく、夜空を見上げながらの入浴はメンタル回復効果絶大。客室のインテリアもシックで落ち着いており、ソロ活のグレードが一段上がります。

スーパーホテル (Premier)
枕が選べる 睡眠特化

HSPにおすすめ。自分の好みの硬さの枕を選べるサービスや、珪藻土を使った壁など「睡眠」へのこだわりが強いです。照明が少し暗めの設定(睡眠特化)なのも、光に敏感なエンジニアには嬉しいポイント。朝食のパンが焼きたてで美味い。

結論:今週末、30分先の駅へ行こう

遠くへ行く必要はありません。電車で数駅、たった30分移動するだけで、世界は変わります。
必要なのは「長い休み」ではなく、日常からの「短い断絶」です。

金曜日の夜、いつもの駅の「反対方向」行きの電車を調べてみてください。
その小さな冒険が、あなたの週末を「ただの休息」から「戦略的リカバリー」へと変えてくれます。

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