今日は1月中旬。正直に答えてください。
元旦に立てた「新年の抱負」、まだ生きていますか?
「英語の勉強、3日で止まった」
「ジムに行くはずが、ウェアが部屋のオブジェになっている」
「早起きどころか、正月ボケで遅刻ギリギリ」
もしそうでも、自分を責める必要はありません。
統計的に見ても、新年の目標の92%は達成されません。あなたの意志が弱いのではなく、「人間の脳の仕様」がそうなっているのです。
以前の記事で「やらないことリスト」を作ってメモリを解放しましたね。
今回はその空いたスペースに、新しい習慣を「絶対にエラーが起きないプログラム」としてインストールし直す方法を解説します。
精神論は一切使いません。使うのは「論理」だけです。
目次
なぜ、あなたは「三日坊主」になるのか?
失敗の原因は、たった一つ。「モチベーション」という不確定な変数に依存しているからです。
モチベーションは「感情」です。
天気や体調、上司の機嫌ひとつで乱高下します。
そんな不安定な電源で、毎日稼働するシステム(習慣)を動かそうとすれば、停電(挫折)するのは当たり前です。
エンジニアの思考を持ってください。
必要なのは「やる気」ではなく、「自動的にスイッチが入る回路(トリガー)」です。
最強の習慣化アルゴリズム「If-Thenプランニング」
心理学的に最も効果が実証されているテクニックを紹介します。
やることはシンプル。以下の構文にあなたの行動を当てはめるだけです。
例:「もし」お風呂から上がったら、「その時」化粧水を塗る。
なぜこれが最強なのか。
それは、脳の実行機能をショートカットできるからです。
「いつやろうかな?」「やる気あるかな?」と考える隙を与えず、「Aが起きたらBを実行する」という条件反射として脳に刷り込むのです。
エンジニアのためのIf-Then実装例
- 英語学習:
「通勤電車で座ったら(If)」➡「単語アプリを開く(Then)」 - 筋トレ:
「トイレから出たら(If)」➡「スクワットを1回する(Then)」 - 読書:
「枕に頭を乗せたら(If)」➡「Kindleを開く(Then)」
目標設定のバグ修正:スモールステップ論
If-Thenプランニングには一つだけコツがあります。
それは「Then(行動)」を、バカバカしいほど小さくすることです。
| 失敗する設定(高負荷) | 成功する設定(低負荷) |
|---|---|
| 毎日ジムで1時間走る (着替えが面倒で終了) | 家でスクワットを「1回」やる (1回なら誰でもできる) |
| 参考書を1章進める (開くのが億劫で終了) | 参考書を「開く」だけ (読まなくていい) |
「たった1回で意味があるの?」と思うかもしれません。
大ありです。
物理法則と同じで、静止している物体を動かす「初動」に最もエネルギーが必要なのです。
一度スクワットを始めれば、惰性で10回やってしまいます。
本を開けば、ついでに1ページ読んでしまいます。
「0を1にする」ことだけに全力を注いでください。あとのことは「慣性」がやってくれます。
エラー処理:できなかった時の「例外規定」
それでも、できない日は必ず来ます。残業、体調不良、急な飲み会。
完璧主義なHSPは「1日サボってしまった…もう終わりだ」とシステムごと廃棄してしまいます。
これを防ぐために、あらかじめ「例外処理(Exception)」をコードに書いておきましょう。
1日休むのは「休養」。2日連続で休むと「サボり」になる。
今日できなかったら、「明日は絶対に1回だけやる」と決めれば、システムは正常稼働を続けます。
「仕組み」を信じよ。
三日坊主になった自分を責める必要はありません。
ただ、If-Thenの条件式を書き直せばいいだけです。
さあ、まずは「この記事を閉じたら、スマホを置いて深呼吸を1回する」
そこから始めてみませんか?
