「午後になると、なぜか頭が働かない」
「コーヒーを飲んでも眠気が取れない」
「理由もなく息苦しい」
冬のテレワーク中、こんな症状に悩まされていませんか?
もしあなたが「自分の集中力が足りないせいだ」と自分を責めているなら、今すぐやめてください。
犯人はあなたではありません。
犯人は「二酸化炭素(CO2)」です。
寒くて窓を閉め切った6畳間で、人間一人が呼吸をし続けるとどうなるか。
室内のCO2濃度は爆上がりし、脳は緩やかな「酸欠状態」に陥ります。
これはオカルトでも精神論でもない、物理的な中毒症状です。
今回は、見えない毒ガス(CO2)を可視化し、エンジニアの生産性を強制的に最大化するための「CO2モニター導入記」をお届けします。
1000ppmを超えたら、あなたの脳は死んでいる
CO2濃度には明確な「デッドライン」があります。
建築物衛生法でも定められている基準値を見てみましょう。
| CO2濃度 (ppm) | 人体への影響 |
|---|---|
| 〜 800ppm | 快適・正常 外気(約400ppm)に近い。思考はクリア。 |
| 1000ppm 〜 | 思考力の低下 眠気を感じ始める。不快感が増す。 |
| 2000ppm 〜 | 頭痛・倦怠感 明確な体調不良。仕事にならない。 |
恐ろしい事実を伝えます。
気密性の高い現代のマンションで、窓を閉めて1時間作業するだけで、CO2濃度は簡単に1500ppmを超えます。
つまり、あなたは知らず知らずのうちに、自分の吐いた息で満たされた部屋で、酸欠になりながらコードを書いているのです。
これでは集中できるはずがありません。
「見えないもの」は管理できない。だから可視化せよ
「なんとなく空気が悪い気がする」という感覚で換気をするのは非効率です。
エンジニアなら、数値を根拠に行動すべきです。
私が導入したのは、この「CO2モニター」です。
現在のCO2濃度をリアルタイムでデジタル表示します。
最大の特徴は「スマホ連携」。1000ppmを超えたらスマホに通知を送ったり、ハブと連携して「換気扇を自動で回す」といったオートメーションまで組めます。
これがあれば、「眠いな…」と思う前に「あ、数値が上がってるから窓を開けよう」という論理的な行動が取れるようになります。
選ぶ基準はただ一つ、「NDIR(非分散型赤外線)方式」であることです。
数千円の安物の中には、アルコールに反応するだけの偽物も多いので注意してください。
デスクの隅に置いておくだけで、「換気しなきゃ」という意識が劇的に変わります。
結論:換気は「寒さ」とのトレードオフではない
「寒いから換気したくない」
その気持ちは分かります。しかし、換気をサボる代償は「脳のパフォーマンス低下」です。
これは仕事の質、ひいてはあなたの評価に直結します。
CO2モニターを導入して分かったことがあります。
「ほんの数分、窓を数センチ開けるだけで、数値は一気に下がる」ということです。
長時間全開にする必要はありません。数値を見ながら、ピンポイントで換気すればいいのです。
一流のエンジニアは、PCのスペックだけでなく、
自分を取り巻く「環境(空気)」のスペックにも投資します。
今すぐモニターを設置して、
あなたの部屋を「眠くならないコックピット」に進化させましょう。
