- 「自分には才能がないから、何をやっても無駄」
- 「あの人は特別だから成功できた。自分とは違う」
- 「SNSで見る成功者は、自分とは別世界の人間」
- 「頑張っても報われない気がして、挑戦する気になれない」
- 「固定思考」と「成長思考」の決定的な違い
- SNSで他人と比較してしまう「本当の理由」と対処法
- 才能ではなく「環境」と「習慣」で人生が変わる仕組み
- 自分の人生の「ドライバー」になるための具体的な方法
正直に告白します。
僕も20代前半までは、完全に「固定思考」の持ち主でした。
「人生は生まれ持った才能で決まる」
「頭のいい人、センスのある人だけが成功できる」
「自分みたいな凡人は、何をやっても無駄」
そう本気で思っていました。
でも今は違います。
「やってやれないことはない」と心から思えるようになりました。
自分の人生を、自分でコントロールできている感覚。
まさに「人生のドライバーシート」に座っている実感があります。
この記事では、僕自身の経験も交えながら、「固定思考」から「成長思考」へのシフトについて、できるだけわかりやすくお伝えします。
目次
「固定思考」と「成長思考」とは?
まず、この2つの言葉の意味を説明させてください。
「固定思考(Fixed Mindset)」と「成長思考(Growth Mindset)」は、スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエック博士が提唱した概念です。
簡単に言うと、こういうことです。
「能力や才能は生まれつき決まっていて、努力しても大きく変わらない」という考え方
「能力は努力と学習によって伸ばせる。今できなくても、やり方次第でできるようになる」という考え方
同じ出来事に対して、この2つの思考はまったく違う反応を示します。
同じ「失敗」でも、受け止め方が違う
| 場面 | 固定思考の人 | 成長思考の人 |
|---|---|---|
| テストで悪い点を取った | 「やっぱり自分は頭が悪い」 | 「勉強法が合ってなかったかも。やり方を変えてみよう」 |
| 新しいことに挑戦 | 「失敗したら恥ずかしい。やめておこう」 | 「失敗しても学びになる。とりあえずやってみよう」 |
| 他人が成功した | 「あの人は特別。自分とは違う」 | 「どうやったんだろう?参考にできることはないかな」 |
| 批判やフィードバック | 「自分を否定された。傷ついた」 | 「改善のヒントをもらえた。ありがたい」 |
| 努力について | 「才能がある人は努力しなくてもできる」 | 「努力こそが才能を開花させる」 |
どうでしょうか?
同じ出来事でも、思考の違いでこれほど受け止め方が変わるんです。
固定思考の人は「結果」で自分の価値を測る。
成長思考の人は「プロセス(過程)」を大切にする。
この違いが、長期的に圧倒的な差を生み出します。

SNS時代の「比較地獄」から抜け出す
今の時代、固定思考に陥りやすい最大の原因は「SNS」だと思います。
InstagramやX(旧Twitter)を開くと、キラキラした生活を送っている人たちが目に入ります。
- 高級レストランで食事する人
- 世界中を旅行している人
- 20代で起業して成功している人
- 完璧な体型を維持している人
- 素敵なパートナーと幸せそうな人
そして、無意識にこう思ってしまいます。
「この人たちは自分とは違う。特別な人間なんだ」
SNSは「人生のハイライト集」でしかない
でも、よく考えてみてください。
SNSに投稿されているのは、その人の人生の「一番いい瞬間」だけです。
投稿の裏側にある「見えない部分」は、こんな感じかもしれません。
| SNSで見える部分 | 見えない部分(現実) |
|---|---|
| 華やかな成功 | 何度も失敗した過去 |
| 完璧な写真 | 100枚撮った中のベスト1枚 |
| 自信に満ちた表情 | 不安や悩みを抱える夜 |
| フォロワー数 | アンチコメントとの戦い |
| 豪華な生活 | 見栄のためのローン地獄 |
成功者も、あなたと同じ「人間」です。
不安になるし、落ち込むし、失敗もするし、泣くこともある。
特別な遺伝子を持っているわけでも、別の惑星から来たわけでもありません。
成功者を「自分とは違う特別な存在」と神格化すると、
「自分には無理」という固定思考が強化されます。
彼らも同じ人間。違いは「思考」と「行動」の積み重ねだけです。
SNS疲れが限界のHSPへ|今日からできるデジタルデトックス完全ガイド →


固定思考の「負のループ」を断ち切る
固定思考の最も恐ろしいところは、「自己成就予言」になってしまうことです。
自己成就予言とは、「こうなるだろう」と思っていると、本当にそうなってしまう現象のことです。
固定思考の「負のループ」
① 「自分には才能がない」と思う
↓
② 挑戦しても無駄だと感じる
↓
③ 挑戦しない or すぐ諦める
↓
④ 成長しない
↓
⑤ 「やっぱり才能がなかった」と確信
↓
(①に戻る)
このループにハマると、「才能がない」という思い込みが、現実になってしまうんです。
本当は才能がないのではなく、「挑戦と継続をしていないだけ」なのに。
成長思考の「正のループ」
一方、成長思考の人は、まったく違うループを回しています。
① 「努力すれば伸びる」と思う
↓
② とりあえず挑戦してみる
↓
③ 失敗する → 「何が足りなかった?」と分析
↓
④ やり方を変えて再挑戦
↓
⑤ 少しずつ上達する
↓
⑥ 「やればできる」という確信が強まる
↓
(①に戻る、でも螺旋階段のように上へ)
失敗を「終わり」と捉えるか、「階段の一段」と捉えるか。
この違いが、1年後、5年後、10年後に圧倒的な差を生み出します。
「こうあるべき」に疲れたあなたへ|不完全でも前に進む「完了主義」という生き方 →


「まだ」の魔法|たった2文字で思考が変わる
成長思考への第一歩は、「まだ」という2文字を使うことです。
「できない」を「まだできない」に変える
| 固定思考の言葉 | 成長思考の言葉 |
|---|---|
| 英語ができない | まだ英語ができない |
| 自分には無理 | 今は難しいけど、やり方次第 |
| 才能がない | まだ経験が足りないだけ |
| 失敗した | まだ成功の途中 |
「できない」は「終わり」を意味する言葉です。
「まだできない」は「途中」を意味する言葉です。
たった2文字ですが、脳への影響は大きく違います。
自分に対して「できない」「無理」と言いそうになったら、
「まだ」をつけてみてください。
「できない」→「まだできない」
「無理」→「今は難しい」
これだけで、脳は「可能性」を探し始めます。
才能より「環境」が人生を決める
僕が固定思考から成長思考に変われた最大の理由は、「環境を変えたこと」でした。
同じ種(たね)でも、植える場所によって育ち方はまったく違います。
- 日当たりの悪い場所 → 枯れてしまう
- 日当たりの良い場所 → 大きく育つ
人間も同じです。
「自分には才能がない」と思っている人の多くは、才能がないのではなく、「才能を活かせない環境」にいるだけかもしれません。

環境を変えるとは、具体的に何をするか
「環境を変える」と言っても、いきなり転職や引っ越しをする必要はありません。
小さなことから始められます。
| 環境の種類 | 変え方の例 |
|---|---|
| 情報環境 | ネガティブなSNSをミュート。成長志向の本やポッドキャストに触れる |
| 人間関係 | 「無理」「やめとけ」と言う人と距離を置く。挑戦を応援してくれる人と過ごす |
| 物理環境 | 勉強したいなら、勉強しやすい場所を作る。ジムに行きたいなら、通いやすいジムを選ぶ |
| 習慣環境 | 毎日のルーティンに「成長につながる行動」を組み込む |
・SNSのフォローを整理(ネガティブな発信をする人をミュート)
・「やめとけ」と言う友人との付き合いを減らした
・本を読む習慣をつけた
・小さな挑戦を繰り返せる環境を作った
これだけで、思考は大きく変わりました。
行動力は「才能」ではなく「技術」|意志力に頼らず動ける人になる環境デザイン完全ガイド →
「小さな習慣」が複利で効いてくる
成長思考を身につけるもう一つの鍵は、「小さな習慣」です。
毎日1%でも成長すると、1年後には約37倍になります(1.01の365乗≒37.8)。
逆に、毎日1%ずつサボると、1年後にはほぼゼロになります(0.99の365乗≒0.03)。
毎日1%の成長 × 365日 = 37倍
毎日1%の衰退 × 365日 = ほぼ0
大きな変化は、小さな習慣の積み重ねから生まれます。
「小さすぎて失敗しようがない」習慣から始める
いきなり大きな目標を立てると、続きません。
「小さすぎて失敗しようがない」レベルから始めるのがコツです。
- 「毎日1時間読書」→ 「1日1ページだけ読む」
- 「毎日ジムに行く」→ 「運動着を着るだけ」
- 「毎日英語を勉強」→ 「単語を1つだけ覚える」
- 「毎日ブログを書く」→ 「1文だけ書く」
バカバカしいほど小さく始める。
それが、長期的に大きな成果を生む秘訣です。
新年の抱負がもう死んでいるあなたへ|意志力を使わずに習慣を再起動する「If-Thenプランニング」 →

成功が全てではない。「納得のいく人生」を送る
ここまで読んで、誤解してほしくないことがあります。
「成長思考になれば、誰でも成功者になれる」と言いたいわけではありません。
世の中には、努力ではどうにもならないこともあります。
運やタイミング、環境など、自分ではコントロールできない要素も多いです。
でも、僕が確信しているのは、こういうことです。
「成功者になれるかどうか」はわからない。
でも、「自分が納得できる人生を送れるかどうか」は、
ちゃんとした環境と習慣があれば、叶えられる。
他人と比べて「勝つ」必要はありません。
SNSで見る成功者のようになる必要もありません。
大切なのは、「自分の人生を、自分で運転している」という感覚です。
行き先は自分で決められる。
途中で道を変えてもいい。
スピードも自分で調整できる。
その感覚があれば、結果がどうであれ、「納得のいく人生」を送れると思っています。
まとめ|人生のドライバーシートに座ろう
この記事の内容を振り返ります。
固定思考:「才能で決まる。努力しても無駄」
成長思考:「努力で伸びる。今できなくても、やり方次第」
同じ出来事でも、思考の違いで受け止め方が変わり、
長期的に人生に大きな差が生まれる。
① 「まだ」の魔法:「できない」を「まだできない」に変える
② 環境を変える:情報、人間関係、物理環境、習慣
③ 小さな習慣:毎日1%の成長を積み重ねる
④ 他人と比較しない:SNSは人生のハイライトしか見えない
僕も20代前半までは、完全に固定思考でした。
「自分には才能がない」「何をやっても無駄」と思っていました。
でも今は、「やってやれないことはない」と心から思えます。
変わったのは、才能ではありません。
「思考」と「環境」と「習慣」を変えただけです。
あなたも、今日から始められます。
まずは「まだ」の一言から。
人生のドライバーシートに座りましょう。行き先は、あなたが決められます。

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