目次
はじめに|「ちゃんとしなきゃ」に押しつぶされそうな日々
「迷惑をかけてはいけない」
「もっと頑張らなきゃ」
「完璧にこなさないと認められない」
そんなふうに思って生きてきた人ほど、
いつしか自分自身に厳しくなり、
心も体もどこかしんどくなっていきます。
でも、それはあなたの責任感が強く、
真面目に物事に向き合ってきた証でもあります。
だからこそ今日は、
完璧ではなく「完了」を大切にする生き方についてお話しさせてください。
1. 「こうあるべき」に縛られすぎていませんか?
「朝は早起きすべき」
「人に頼らず自分でやるべき」
「誰とでもうまくやるべき」
こうした“べき論”は、多くの場合
他人の価値観や社会のテンプレでできています。
でも、あなた自身の感性やペースに合っていないことも多いはず。
自分の「こうありたい」を、他人の「こうあるべき」に書き換えないでください。
2. 完璧主義は、心のスタミナを削っていく
「ここまでやって、やっとOK」
「100点じゃないと意味がない」
そんな完璧主義は、知らず知らずのうちに心を追い込んでいきます。
そして、完璧を目指すほど、
何も始められなくなったり、途中で手が止まったり。
完璧は、ゴールではなく、ブレーキになることもあるのです。
3. 完璧より「完了」|心がラクになる魔法のスイッチ
今日から意識してみてほしいのが、
「完璧主義」ではなく「完了主義」です。
・完璧じゃなくても、終わればOK
・粗削りでも、自分なりに仕上げたら価値がある
・まず出してみて、あとで調整すればいい
「完了したこと」には、自分なりの達成感があります。
100点じゃなくてもいい。60点でも提出できたら、それは前進です。
4. たったひとつでも「完了」に意識を向けてみよう
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布団を畳んだ
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メール1通だけ返信した
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食器を洗った
これらすべてが、「完了した行動」です。
終わったことをちゃんと認識して、評価することが、
自分を肯定する第一歩になります。
「まだ◯◯できてない」より
「ここまでできた自分」を見てあげましょう。
5. 自分にかける言葉を、やさしく書き換える
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「もっとできたはずなのに…」
→ 「ここまでできた。今日はこれで十分」 -
「完璧にやりきれなかった…」
→ 「終わらせただけでもすごいよ」
繊細な人ほど、自分への言葉が厳しすぎます。
でも、自分の中の「味方の声」があるだけで、心は驚くほど軽くなります。
まとめ|「ちゃんとやる」より「終わらせる」だけでいい日もある
完璧を目指すことは悪いことではありません。
でも、いつもそれを目指していたら、きっと疲れてしまう。
だからこそ、
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60点でもいい
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終わらせたらOK
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自分のエネルギーを守ることを優先
「完了主義」で生きていくと、
世界が少しやさしく、呼吸がしやすくなっていきます。