Step1:自分を知る

【完璧主義をやめたい人へ】「こうあるべき」に疲れたあなたに贈る、不完全でも前に進む「完了主義」という生き方

⚠️ この記事を読んでほしい人

  • 「ちゃんとしなきゃ」に押しつぶされそうな人
  • 100点じゃないと意味がないと思ってしまう人
  • 自分を責めるのが癖になっている人
  • 完璧主義が原因で行動できなくなっている人

「迷惑をかけてはいけない」
「もっと頑張らなきゃ」
「完璧にこなさないと認められない」

そんなふうに思って生きてきた人ほど、いつしか自分自身に厳しくなりすぎて、心も体もどこかしんどくなっていきます。

でも、はっきり言います。

完璧主義は、あなたを幸せにしない「認知の歪み」です。

これは私の意見ではありません。心理学の研究が繰り返し証明している科学的な事実です。

🔬 完璧主義の弊害(心理学研究より)
  • 完璧主義者は、そうでない人に比べてうつ病、不安症、摂食障害のリスクが有意に高い
  • 完璧主義者に共通する思考の歪み:「全か無か思考」(成功か失敗かの二分法的判断)
  • 高い要求水準に到達できないことで強い疲労感と自己否定に陥る

参考:京都教育大学「完全主義と不適応の関連」、創価大学「完全主義的な考え方とうつ傾向の関連」

完璧主義は、あなたの責任感の強さや真面目さの表れでもあります。でも、その「強さ」が自分を追い詰めているなら、考え方を見直す時期かもしれません。

この記事では、完璧主義の正体を暴き、「完了主義」という新しい生き方を提案します。60点でもいい。終わらせただけで十分。そう思えるようになったとき、あなたの人生は確実に軽くなります。

完璧主義は「認知の歪み」である

まず、完璧主義の本質を理解しましょう。

心理学では、完璧主義は「認知の歪み(Cognitive Distortions)」の一種とされています。認知の歪みとは、物事を偏った見方で解釈してしまう「考え方の癖」のこと。

🧠 完璧主義者に共通する「思考の歪み」

歪みの種類 具体例
全か無か思考 「100点じゃなければ0点と同じ」「1回でも失敗したら全ておしまい」
べき思考 「〜すべき」「〜であるべき」という非現実的な基準を自分に課す
過度な一般化 一度の失敗を「自分はいつもダメだ」と拡大解釈する
心のフィルター できたことを無視し、できなかったことだけに注目する

これらの思考パターンは、誰にでもある程度存在します。問題は、それが強くなりすぎて自分を苦しめているときです。

完璧主義は「病気」ではありません。でも、放っておくとうつ病や不安症のリスクを高める「思考の癖」であることは、多くの研究で示されています。

「こうあるべき」は、本当にあなたの基準ですか?

「朝は早起きすべき」
「人に頼らず自分でやるべき」
「誰とでもうまくやるべき」
「仕事は完璧にこなすべき」

こうした「べき論」は、多くの場合他人の価値観社会のテンプレートでできています。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

🤔 問いかけ

  • その「べき」は、誰が決めたルールですか?
  • それを守らなかったら、本当に困るのは誰ですか?
  • その基準は、あなたの感性やペースに合っていますか?

自分の「こうありたい」を、他人の「こうあるべき」に書き換えないでください。

あなたの人生のルールは、あなたが決めていいのです。

完璧主義は「ブレーキ」になる

完璧を目指すことは、一見すると良いことに思えます。でも、実際には行動を止める「ブレーキ」になっていることが多いのです。

⛔ 完璧主義がブレーキになる3つのパターン

パターン①:「始められない」

「完璧な準備ができてから始めよう」と思っていると、永遠に始められません。
完璧な準備など、永遠に来ないからです。

パターン②:「終わらせられない」

「もっと良くなるはず」と思って、いつまでも手を加え続ける。
結果、締め切りギリギリになったり、燃え尽きたりします。

パターン③:「自分を責め続ける」

100点じゃなかったときに、90点の自分を認められない。
「まだ足りない」「もっとできたはず」と、永遠に自分を責め続ける地獄に陥ります。

💔 完璧主義の本当の代償

完璧を目指すほど、何も始められなくなり、途中で手が止まり、自分を責め続ける。
完璧主義は、ゴールではなく「自分を苦しめる罠」なのです。

「完了主義」という救い|Done is better than perfect.

ここで、完璧主義に代わる考え方を紹介します。

それが「完了主義(Done is better than perfect.)」です。

💡 Done is better than perfect.

「完璧にするより、まず終わらせろ」
─ マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)

これは、世界最大のSNSを作った人物の言葉です。彼は「完璧な製品」を作ることより、「まず世に出して、フィードバックを受けながら改善する」ことを選びました。

この考え方は、仕事だけでなく人生のあらゆる場面で使えます

✅ 完了主義の3つの原則

原則①:完璧じゃなくても、終わればOK

100点を目指すより、60点で終わらせる方が価値がある。終わらせたものは改善できるが、始めないものは永遠にゼロのまま。

原則②:粗削りでも、自分なりに仕上げたら価値がある

完璧な人などいない。不完全な自分のまま前に進むことに価値がある。

原則③:まず出してみて、あとで調整すればいい

最初から完璧を目指さない。まず行動し、走りながら調整する。それが最も効率的な進め方。

「完了したこと」には、自分なりの達成感があります。100点じゃなくてもいい。60点でも提出できたら、それは前進です。

不完全さを認めることで、人生は前に進み始める

私は強く思います。

人は大体不完全です。
そして、その不完全さを認めることで、
人は理想的な人生に向かい始めます。

矛盾しているように聞こえますか?でも、これが真実です。

完璧を目指すと、「まだ足りない」が永遠に続きます。どこまで行っても満足できない。ゴールのないマラソンを走り続けるようなものです。

でも、不完全さを認めると、「ここまでできた」を積み重ねられます。小さな達成感が自己肯定感を育て、次の行動への燃料になります。

🌱 不完全さを認めると起きること

  • 失敗を恐れずに新しいことに挑戦できる
  • フィードバックを早く得られ、迅速に改善できる
  • ストレスと不安が軽減される
  • 自己効力感が向上し、モチベーションが維持しやすい

今日からできる「完了主義」の実践方法

🎯 実践①:「完了したこと」を認識する

毎日、どんな小さなことでも「終わらせたこと」を認識してください。

✅ これも立派な「完了」です

  • 布団を畳んだ
  • メール1通だけ返信した
  • 食器を洗った
  • 出勤した(それだけですごい)
  • この記事をここまで読んだ

終わったことをちゃんと認識して、自分を評価すること。これが自分を肯定する第一歩です。「まだ◯◯できてない」より「ここまでできた自分」を見てあげましょう。

🎯 実践②:自分にかける言葉を書き換える

繊細な人ほど、自分への言葉が厳しすぎます。でも、自分の中の「味方の声」があるだけで、心は驚くほど軽くなります

Before(完璧主義) After(完了主義)
「もっとできたはずなのに…」 「ここまでできた。今日はこれで十分」
「完璧にやりきれなかった…」 「終わらせただけでもすごいよ」
「あの人と比べて自分は…」 「昨日の自分よりは進んでいる」
「なんでこんなこともできないの」 「疲れてるんだから、できなくて当然」

🎯 実践③:「60点で出す」を意識する

何かを作るとき、まず「60点で出す」ことを意識してください。

60点で出せば、フィードバックをもらって改善できます。100点を目指して出さないより、60点で出して80点に改善する方が、結果的に良いものができます

そして何より、「出した」という事実が自信になります

まとめ|「ちゃんとやる」より「終わらせる」だけでいい日もある

完璧を目指すことは悪いことではありません。
でも、いつもそれを目指していたら、きっと疲れてしまう

📝 この記事のまとめ

  • 完璧主義は「認知の歪み」。うつ病・不安症のリスクを高める
  • 「こうあるべき」は他人の基準かもしれない。自分の基準で生きていい
  • 完璧主義は「ブレーキ」になる。始められない、終わらせられない、自分を責める
  • 「完了主義」が救い。60点で終わらせる方が、100点を目指して何もしないより価値がある
  • 不完全さを認めることで、人生は前に進み始める

だからこそ、

60点でもいい。

終わらせたらOK。

自分のエネルギーを守ることを優先。

「完了主義」で生きていくと、世界が少しやさしく、呼吸がしやすくなっていきます。

あなたは、不完全なまま、十分に価値がある存在です。

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心を回復させたい人へ

自分を理解したい人へ

🌸 最後に

完璧じゃなくていい。
不完全なあなたのまま、今日も一日を終わらせた。
それだけで、十分すごいことなのです。

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