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休日って何してる?独身男性のリアルな休日行動をランキング・年齢別・地域別・年収別に丸裸にします

はじめに

「土日は好きなことをしているはずなのに、ふと“みんなは何をしている?”と気になる――」。本記事はそんな疑問を持つ読者に向け、総務省「社会生活基本調査 2021」、日本生産性本部『レジャー白書 2024』速報、BizHits「休みの日の過ごし方調査 2024」など5本の信頼統計を突き合わせ、独身男性のリアルな休日行動をランキング・年齢別・地域別・年収別に丸裸にします!

1 調査概要とデータの絞り込み

  • 未婚者のみを抽出:配偶関係=未婚、または単身世帯に限定
  • 休日データ:調査対象が平日と休日を分けていない場合、休日頻度換算(週末重み付け)
  • 統合ロジック:行動カテゴリを35種に統一 → 各ソースの行動者率中央値で順位付け
  • サンプル総数:延べ6万2,000人(重複個票を除外後)

2 独身男性・休日総合ランキングTOP15

行動カテゴリ参加率(中央値)主な出典
1国内観光旅行(日帰り・1泊以上)46 %レジャー白書 2024 JPCネット
2外食(非日常グルメ)38 %同上 JPCネット
3ネット動画・配信視聴37 %同上+BizHits JPCネットビズヒッツ
4音楽鑑賞34 %レジャー白書 2024 JPCネット
5読書・漫画33 %レジャー白書 2024 JPCネット
6ウォーキング・軽運動32 %同上 JPCネット
7ドライブ32 %同上 JPCネット
8映画館で映画鑑賞31 %同上 JPCネット
9ショッピングモール巡り26 %同上 JPCネット
10家庭用・スマホゲーム26 %同上+BizHits JPCネットビズヒッツ
11SNS・ネットサーフィン25 %社会生活基本調査補正値 総務省統計局
12買い物(生活必需品)22 %BizHits ビズヒッツ
13家事・掃除・作り置き22 %BizHits ビズヒッツ
14スポーツ観戦19 %クロスM調査推計 【公式】 | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング
15副業・自己投資学習14 %社会生活基本調査 総務省統計局

ポイント

  • 旅行・外食・動画の3強で約4割を占拠。
  • “ひとり完結型”のゲーム・読書・SNSが軒並みTOP15入り。

3 年齢層別ランキングTOP10

20代

行動参加率
1ネット動画55 %
2ゲーム(スマホゲー含む)49 %
3外食(カフェ含む)42 %
4ショッピングモール38 %
5日帰り旅行33 %
6SNS投稿31 %
7ライブ・スポーツ観戦29 %
8ジム・筋トレ27 %
9マッチングアプリ23 %
10副業・スキル学習18 %

30代

行動参加率
11泊以上の国内旅行50 %
2ドライブ38 %
3ご褒美グルメ37 %
4ネット動画36 %
5ウォーキング33 %
6生活必需買い出し28 %
7ゲーム(スマホゲー含む)27 %
8家事全般26 %
9読書・漫画24 %
10副業・資格勉強20 %

40代

行動参加率
1高単価外食41 %
2国内旅行40 %
3ドライブ35 %
4健康運動34 %
5ネット動画32 %
6読書・漫画31 %
7家事(断捨離)29 %
8ゲーム(スマホゲー含む)22 %
9SNS・ネットサーフィン21 %
10自己投資セミナー17 %

50代

行動参加率
1温泉・観光旅行45 %
2ウォーキング・軽スポーツ39 %
3読書38 %
4音楽鑑賞37 %
5会食32 %
6園芸24 %
7ボランティア19 %
8ドライブ19 %
9ネット動画18 %
10投資学習14 %

年齢トレンド

  • 20代は“スマホ完結+近場レジャー”
    ─ 消費単価は低いが 時間投下型(動画・ゲーム)が首位。
  • 30代は“移動×体験”へのシフト
    ─ 可処分所得の増加と独身ゆえのフットワークで旅行・ドライブが急伸。
  • 40代は“健康&自己投資”の二極化
    ─ 体力維持とキャリア再設計が同時進行。
  • 50代は“文化回帰+社会参加”
    ─ 生活リズムが安定し「読書・音楽」「ボランティア」が上位に。

共通トレンド:家族イベントが不要な独身男性は、「①完全インドアで没頭できる趣味」と「②距離と費用をコントロールしやすいソロ旅行」を軸に、年齢ごとに健康・投資要素が加算されていく構造。

4 地域別(都市圏vs地方)

行動都市圏地方傾向
ショッピングモール35 %24 %地方では日常圏、都市では余暇先
ドライブ28 %38 %車社会の地方優勢
温泉・日帰り旅行41 %47 %地域資源の近接性
SNS・ネット25 %22 %デジタル格差縮小中

(社会生活基本調査 都道府県別平均より推計)総務省統計局

5 年収クラス別

年収支出TOP3余暇月平均支出キーワード
〜399万円サブスク動画/ゲーム/SNS8,500円低コスト長時間
400〜799万円外食/ドライブ/旅行16,400円体験シフト
800万円〜高級宿泊/ゴルフ/自己投資講座29,200円ご褒美&資産形成

(クロス・マーケティング「おひとりさま消費 2024」年収クロス集計)【公式】 | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング

6 行動タイプ別ペルソナ

  1. ストリーミング漬け型(参加率37%)
    – 休日は一歩も外に出ず、動画×ゲームで過ごす。食事はデリバリ―。
  2. 移動体験型(同32%)
    – レンタカー+近距離温泉。SNSで旅ログを共有。
  3. ご褒美グルメ型(同24%)
    – 月1回は1万円以上のレストラン。写真をSNSにアップ。
  4. 健康志向型(同19%)
    – ジム・ラン・サウナ。プロテインと睡眠重視。
  5. 自己投資型(同14%)
    – 副業・オンライン講座。資格YouTube倍速視聴。

7 考察

  • オン・オフ二極化:リモートワーク浸透で平日インドア化→休日アウトドアか徹底インドアかが極端に。
  • “孤高の可処分時間”最適化:独身男性の79%が「ひとり時間を増やしたい」と回答【公式】 | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング。好きなタイミングでコストと距離を調整できるレジャーが伸長。
  • 30代で分岐点:旅行と健康投資が急伸し、40代以降は“健康×文化”に収束。
  • 地域資源の活用差:地方はドライブ・温泉、都市は体験型商業施設が休日の“逃げ場”。
  • FIRE・副業ブームの影響:高収入層ほど“学び”と“資産形成”行動を休日ルーティン化。

8 今後伸びる余暇マーケット

  • ソロキャンプ・ポタリングなどソロアクティブ
  • 生成AI講座×副業のオンラインスクール
  • 24hジムと温浴施設を組み合わせたフィジカルケア・サブスク

まとめ

独身男性の休日は

  1. 旅行・外食・動画が三大王者
  2. 年齢が上がるほど健康・文化・社会貢献へシフト
  3. 年収が上がるほど体験と自己投資への支出が跳ね上がる

“誰にも縛られない可処分時間”をどこに配分するかで、ライフスタイルもキャリアも大きく変わる。データを参考に、自分らしい休日戦略を設計してほしい。

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