📌 この記事はこんな人におすすめ
- 新しいことにワクワクするのに、いざとなると動けない
- やる気はあるはずなのに、なぜか行動に移せない
- 「自分は怠け者なのかも」と自分を責めてしまう
- HSS型HSPと言われたけど、どう付き合えばいいかわからない
「面白そう!やってみたい!」と心が躍る瞬間、ありますよね。
新しい趣味、気になるイベント、挑戦してみたい仕事。
頭の中では「これは絶対楽しい」と確信しているのに、いざ行動しようとすると、体が動かない。
「明日やろう」「もう少し調べてから」「今日は疲れてるから」
そうやって先延ばしにしているうちに、気づけば何週間も経っている——。
これ、私も何度も経験してきました。
やる気がないわけじゃない。むしろ興味津々。
なのに動けない自分に、「自分は怠け者なのかも」「意志が弱いのかな」と落ち込む日々。
でも、あるとき気づいたんです。
これは「怠け」でも「意志の弱さ」でもなかったと。
💡 結論から言うと
HSS型HSPは、アクセル(刺激を求める心)とブレーキ(危険を察知する感受性)を同時に踏んでいる状態。
動けないのは「怠け」ではなく、脳の正常な防衛反応です。
この仕組みを理解し、ブレーキを少しずつ緩める方法を知れば、あなたは必ず動き出せます。
目次
そもそもHSS型HSPとは?「矛盾した性質」の正体
まず、HSS型HSPについて簡単におさらいしましょう。
HSPとHSSの違い
| 特性 | HSP | HSS |
|---|---|---|
| 正式名称 | Highly Sensitive Person | High Sensation Seeking |
| 意味 | 非常に敏感な人 | 刺激を求める人 |
| 特徴 | 刺激に敏感・深く考える | 新しいこと・変化を好む |
| 行動傾向 | 慎重・安全志向 | 冒険的・行動派 |
HSS型HSPとは、この真逆の性質を両方持っている人のこと。
つまり、「新しいことにワクワクする(HSS)」のに「リスクや刺激に敏感(HSP)」という、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態なんです。
HSS型HSPの日常あるある
こんな経験、ありませんか?
- 旅行の計画を立てるのは大好き。でも出発前日に「やっぱり家にいたい」と思う
- 転職サイトを眺めてワクワクする。でも応募ボタンが押せない
- 飲み会の誘いにOKする。でも当日になると「行きたくない」と憂鬱になる
- 新しい趣味を始めたい!と道具を調べまくる。でも結局買わない
これらはすべて、アクセル(HSS)がワクワクを生み出し、ブレーキ(HSP)が「待った」をかけている状態です。

なぜ「動きたいのに動けない」が起きるのか?5つの原因
HSS型HSPが動けなくなる原因は、単なる「怠け」ではありません。
脳と心の仕組みを理解すれば、自分を責める必要がないことがわかります。
原因①:脳が「最悪のシナリオ」をシミュレーションしすぎる
HSPの脳は、物事を深く処理するという特徴があります。
これは素晴らしい能力なのですが、行動前に「起こりうるリスク」を徹底的にシミュレーションしてしまうという副作用があります。
🧠 HSS型HSPの脳内シミュレーション例
【やりたいこと】一人旅に行きたい!
【脳内で起きること】
→ 電車で乗り過ごしたらどうしよう
→ ホテルが思ってたのと違ったら?
→ 一人で食事するお店、入れるかな…
→ 知らない土地で迷子になったら?
→ 体調崩したらどうする?
→ やっぱり家にいた方が安全かも…
こうして、行動する前にエネルギーを使い果たしてしまうんです。
原因②:「完璧にやりたい」という理想が高すぎる
HSS型HSPは、「やるなら完璧にやりたい」という気持ちが強い傾向があります。
これ自体は素晴らしいことなのですが、問題は「完璧にできる自信がないから動けない」という状態に陥りやすいこと。
- 「もっと準備してから始めよう」→ 永遠に準備が終わらない
- 「失敗したらカッコ悪い」→ 挑戦すらしない
- 「中途半端ならやらない方がマシ」→ 何も始まらない
原因③:過去の「傷ついた経験」がブレーキになっている
HSPは記憶力が良く、特に感情を伴う記憶が強く残ります。
過去に「勇気を出して行動したけど、傷ついた」という経験があると、脳が「また傷つくかもしれない」という警告を出し続けるんです。
⚠️ ブレーキになりやすい過去の経験
- 思い切って発言したら、否定された
- 新しいことに挑戦したら、笑われた
- 頑張ったのに、認めてもらえなかった
- 人前で失敗して、恥ずかしい思いをした
これは「怠け」ではなく、脳があなたを守ろうとしているんです。
原因④:エネルギー残量が足りていない
HSPは日常生活で多くの刺激を処理しているため、普通に生活しているだけでエネルギーを消耗しています。
スマホのバッテリーに例えると、非HSPが「残量80%」で帰宅するところ、HSPは「残量20%」で帰宅している状態。
その状態で「新しいことを始めよう!」と思っても、エネルギーが足りないのは当然なんです。
原因⑤:「他人からどう見られるか」が気になりすぎる
HSPは共感力が高いがゆえに、他人の視線や評価を過剰に気にしてしまう傾向があります。
- 「こんなことして、変だと思われないかな」
- 「失敗したら、周りにどう思われるだろう」
- 「もっとうまくできる人がいるのに、私がやっていいのかな」
実際には、他人はあなたのことをそこまで見ていません。
でも、HSPの脳は「見られている」と感じてしまうんです。

「動けない」を解消する7つの具体的戦略
原因がわかったところで、ここからは具体的な解決策をお伝えします。
すべてを一度にやる必要はありません。
「これならできそう」と思ったものから、1つだけ試してみてください。
戦略①:「5分だけルール」で最初の一歩を極限まで小さくする
HSS型HSPが動けない最大の理由は、「全体像」を考えすぎてしまうこと。
だから、最初の一歩を「5分だけ」に限定します。
✅ 5分だけルールの例
| やりたいこと | 5分だけの行動 |
|---|---|
| 筋トレを始めたい | YouTubeで筋トレ動画を1本見る |
| 転職活動をしたい | 転職サイトに登録だけする |
| 資格の勉強をしたい | 参考書の目次だけ読む |
| 一人旅に行きたい | 行きたい場所を1つだけ検索する |
ポイントは、「5分で終わっていい」ということ。
続けたくなったら続ければいいし、5分で終わっても「今日は行動できた」と自分を認めてあげてください。
戦略②:「If-Thenプランニング」で意志力を節約する
人間の意志力には限界があります。
「やろうかな、どうしようかな」と迷っている間に、意志力はどんどん消耗していきます。
そこでおすすめなのが、If-Thenプランニングという方法。
「もし〇〇したら(If)、△△する(Then)」と
あらかじめ決めておく方法
具体例を見てみましょう。
- If:朝、コーヒーを入れたら → Then:本を5ページ読む
- If:電車に乗ったら → Then:英語アプリを開く
- If:日曜日の10時になったら → Then:ジムに行く準備をする
これを決めておくと、「やろうかな、どうしようかな」という迷いがなくなるので、スムーズに行動できます。
戦略③:「最悪のシナリオ」を紙に書き出して、可視化する
HSS型HSPは、頭の中で「最悪のシナリオ」を無限にシミュレーションしてしまいます。
でも、これを紙に書き出すと、意外と「大したことないな」と気づけることが多いんです。
📝 書き出しワーク
Step1:やりたいことを書く
例)一人でカフェに行ってみたい
Step2:最悪のシナリオを全部書き出す
→ 店員さんに変な目で見られるかも
→ 注文の仕方がわからなくて恥ずかしいかも
→ 席が見つからないかも
Step3:「実際に起きたら、どう対処する?」を書く
→ 店員さんは他のお客さんもたくさんいるから、私のことなんて覚えてない
→ メニューを指差せばOK
→ 席が空いてなかったら、別の店に行けばいい
書き出してみると、「あれ、意外と対処できそう」と思えることが多いはずです。
戦略④:「70点で合格」というマイルールを作る
完璧主義は、HSS型HSPの天敵です。
「100点じゃないと意味がない」と思っていると、永遠に動き出せません。
だから、「70点で合格」というマイルールを作りましょう。
💡 完了主義の考え方
100点を目指して0点(何もしない)よりも、
70点で完了する方が、100倍マシ。
完璧じゃなくても、「やった」という事実が自信になります。

戦略⑤:「充電日」を意図的にスケジュールに入れる
HSS型HSPは、エネルギーの消耗が激しいタイプ。
充電なしに行動し続けることは不可能です。
だから、「充電日」を予定としてスケジュールに入れてください。
🔋 充電日にやること例
- 一人で好きなカフェに行く
- お風呂にゆっくり浸かる
- 好きな映画やドラマを観る
- 散歩に出かける
- 何もしないでぼーっとする
「充電日」は怠けではありません。
次に動くための戦略的な休息です。
戦略⑥:「一人でできること」から始める
HSS型HSPが動けない原因の1つに、「他人の目が気になる」というものがありました。
だったら、最初は「一人でできること」から始めればいいんです。
- 一人カフェ
- 一人映画
- 一人サウナ
- 一人ラーメン
- 一人旅
「一人でできた」という成功体験を積み重ねることで、少しずつ行動への自信がついていきます。
戦略⑦:「行動したこと」を記録して、自分を認める
HSS型HSPは、自分に厳しすぎる傾向があります。
せっかく行動しても、「もっとできたはず」「まだまだ足りない」と自分を責めてしまう。
だから、「行動したこと」を記録して、自分を認める習慣を作りましょう。
✅ 記録の例(シンプルでOK)
・1/3:転職サイトに登録した ⭐
・1/5:一人でカフェに行けた ⭐
・1/7:資格の参考書を5ページ読んだ ⭐
・1/10:気になってた映画を観に行った ⭐
どんな小さな行動でも、「行動できた自分」を認めてあげることが、次の行動への原動力になります。
私が「動けない」を克服した実体験
最後に、私自身の話を少しさせてください。
私もまさにHSS型HSP。
「面白そう!」と思うことはたくさんあるのに、いざとなると動けない日々が続いていました。
特に、ブログを始めることには何年もかかりました。
- 「文章力がないから、恥ずかしい」
- 「誰にも読まれなかったら、虚しい」
- 「批判されたらどうしよう」
こんな不安が頭の中をグルグルして、ずっと「準備中」のまま。
でも、ある日ふと思ったんです。
「完璧な記事なんて、誰も求めてない。
70点でいいから、まず1記事書いてみよう」
そうやって書いた最初の記事は、今見ると本当にひどい出来でした。
でも、「書けた」という事実が、次の記事を書く勇気をくれたんです。
今では、このブログが私の居場所になっています。
あのとき「70点でいい」と思えなかったら、今の自分はなかったでしょう。

まとめ:アクセルとブレーキは「両立」できる
HSS型HSPの「動きたいのに動けない」は、怠けでも、意志の弱さでもありません。
アクセル(刺激を求める心)とブレーキ(危険を察知する感受性)を同時に持っているからこそ起きる、脳の正常な反応です。
📌 この記事のポイント
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 最悪のシナリオを考えすぎる | 紙に書き出して可視化する |
| 完璧主義で動けない | 70点で合格ルールを作る |
| 過去の傷がブレーキになる | 小さな成功体験を積む |
| エネルギー不足 | 充電日を意図的に作る |
| 他人の目が気になる | 一人でできることから始める |
大切なのは、ブレーキを完全に外すことではありません。
ブレーキがあるからこそ、HSS型HSPは無謀な行動をせずに済んでいるんです。
目指すべきは、「アクセルとブレーキの両立」。
ブレーキを少しずつ緩めながら、自分のペースで前に進んでいくこと。
💡 今日からできる最初の一歩
この記事を読んで「やってみたい」と思ったことを、1つだけ選んでください。
そして、5分だけでいいので、今日中に行動してみてください。
それがあなたの「アクセルとブレーキの両立」の第一歩になります。
関連記事まとめ
HSS型HSPの生きづらさを解消するための記事をまとめました。
気になるものから、ぜひ読んでみてください。
📚 HSS型HSPをもっと知りたい方へ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「動きたいのに動けない」と悩んでいるあなたは、決して怠け者ではありません。
むしろ、繊細で、深く考えることができる素晴らしい人です。
自分を責めずに、少しずつ、自分のペースで前に進んでいきましょう。
あなたなら、きっとできます。
