目次
1. はじめに|スキマ時間は“経験値稼ぎの草原”である
「平日は忙しくて勉強できない…」
「休日だけでは勉強が追いつかない…」
そんな社会人にこそ注目してほしいのが“スキマ時間”の活用です。
通勤電車の中、仕事の合間の5分、ちょっとした待ち時間。
これらの時間を積み上げれば、1日30分 × 月20日 = 月10時間。
これは、電験三種の理論1科目の復習1周分に相当します。
例えるならドラクエで、町と町の間に出てくる「草原エリア」。
強敵はいないけど、スライムを倒して経験値をコツコツ稼ぐ場所です。
2. なぜ“スキマ時間”に過去問が最適なのか?
スキマ時間の勉強に最適なのは、なんといっても 過去問です。
なぜなら電験三種は、過去問とほぼ同じ問題が繰り返し出題される、いわゆる「パターン試験」。
一度でも見たことのある問題に出会えば、知識がなくても “選択肢の消去法”で点が取れる場面もあるのです。
また、スキマ時間は「思考よりも反復に適している時間」。
過去問で “見る → 考える →答えを見る” という反復は、短時間でも脳に残りやすく、“直感で選べる問題”を増やすことにつながります。
3. 通勤タイプ別:スキマ時間の勉強法
🚃 電車通勤のあなたへ(座り/立ち問わずOK)
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おすすめ:過去問アプリ
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1問解くごとに即答え合わせができる
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解説を読むだけでもOK
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ポイント:
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1セッション=10問×2セット
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正解は狙わず、「知らない問題を知ること」に重きを置く
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過去問アプリの詳細については以下の記事を参考してみてください。私はほぼこのアプリの学習で勉強してました。
🚶 徒歩・自転車通勤のあなたへ
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おすすめ:音声による“耳学習”
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YouTubeなどの音声解説をイヤホンで聞く
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自分で「電力のポイント3つ」などを録音して聞くのも◎
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ポイント:
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単純作業中に情報を浴びる感覚でOK
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“聞いたことある”状態が、本番の得点を左右する
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🚗 車通勤のあなたへ
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おすすめ:音声学習+語呂合わせ唱和
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YouTubeをカーナビで再生
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法規の数値系は「覚える」より「口に出す」で記憶定着
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ポイント:
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“ながら学習”は内容よりリズム重視
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同じ音声を何度も繰り返すのがコツ
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4. “過去問アプリ”を使った学習モデル
✅ Step1:アプリはひとつに絞る
複数を比較しているうちにスキマ時間が溶けていきます。おすすめのアプリは下記の記事で解説してます。
✅ Step2:年度 or 単元を固定して解く
「2020年の理論だけ」「誘導電動機だけ」といったテーマ絞りが集中力を高めます。
✅ Step3:間違えた問題は“即スクショ”
→ 帰宅後にまとめて見返す“復習ノート”ができる。
5. 最強の無料サイト「電験王」の使い方
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電験王(https://denken-ou.com/)は、市販の問題集に劣らない丁寧な解説が魅力。
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分野別・年度別で問題を探しやすく、スマホでも快適。
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スキマ時間では、問題文を読まず、解説だけざっと眺める方法もおすすめ。
例えば「理論2020」の一覧ページをブックマークし、通勤中に解説文だけ流し読みする、という使い方も効果的です。
6. スキマ時間の最大活用ルール【3か条】
ルール | 内容 | 目的 |
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① 1日1テーマだけ取り組む | 理論の交流回路だけ、など | 認知負荷を減らし、記憶の強化 |
② 書かない・手を動かさない | 読む/聞く/選ぶに特化 | ハードルを下げ、継続しやすくする |
③ 夜に復習する | スクショ/間違えた問題を見返す | 長期記憶へ定着させる |
7. まとめ|“スキマ”を“経験値”に変えた人が合格する
スキマ時間は、まさに“レベル1冒険者”がスライムを狩る草原エリア。
目立たないけど、毎日少しずつ経験値を稼げる場所です。
1日30分でも積み重ねれば、
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過去問100題の読解力
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出題傾向の予測力
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見慣れた選択肢の即答力
が自然と身につきます。
今この瞬間、スマホにアプリを入れて、
まずは「理論の第1問」から解いてみてください。
あなたの電験三種合格への一歩は、通勤電車の中から始まります。