- 「電験三種 参考書 おすすめ」で検索したら、サイトごとに1位が違って余計に迷う
- 本屋に行ったら棚一面に電験の参考書が並んでいて、どれを手に取ればいいかわからない
- Amazonレビューを読んでも「初心者には難しい」「簡単すぎて不安」と正反対の意見があって判断できない
- 1冊目に買うべきは「みんなが欲しかった! 電験三種 教科書&問題集」(TAC出版)です
- 私はこのシリーズだけで全4科目に独学合格しました
- ただし万人に合う参考書はないので、Amazonレビュー件数・評価・価格を客観的に比較し、あなたに最適な1冊が見つかるようにしました
電験三種の勉強で一番もったいないのは「参考書選びで1週間迷う」ことです。その1週間で、直流回路の基礎は終わります。
この記事では、Amazon売れ筋ランキング上位の主要5シリーズを、レビュー件数・星評価・価格・初心者へのわかりやすさという客観的なデータをもとにランキングしました。参考書選びは今日で終わりにして、明日から1問でも多く解きましょう。
目次
参考書を選ぶ前に知っておくべき3つのルール
いきなりランキングを見る前に、「電験三種の参考書選びの大原則」を3つだけ押さえてください。これを知らずに選ぶと、買い直しで時間とお金を無駄にします。
ルール① 参考書は「1シリーズ」に統一する
「理論はA社、電力はB社…」と科目ごとにシリーズを変える人がいますが、おすすめしません。理由は単純で、シリーズごとに説明の流れ・用語の定義・公式の表記が微妙に違うからです。初心者の集中力を確実に削ります。1つのシリーズで4科目を統一するのが、最もストレスなく勉強を進められる方法です。
ルール②「参考書」と「過去問題集」は別物
電験三種に合格するには、「参考書(教科書)」と「過去問題集」の2種類が必要です。参考書で知識をインプットし、過去問で実戦力を鍛える。この2段階は省略できません。この記事では「まず最初に買うべき参考書(教科書)」にフォーカスしてランキングを作成しています。
ルール③ 最新版を買う
法規科目は電気事業法の改正が直接出題に反映されます。必ず最新版を購入してください。合格後にメルカリで売れば参考書代の半額は回収できます(後述)。

【一目でわかる】主要5シリーズの比較表(Amazonデータ準拠)
ランキングの根拠はAmazon.co.jpの「理論」科目のレビュー評価・件数を基準に、価格・初心者へのわかりやすさ・シリーズ展開の充実度を加味して総合判定しています。それでは5位から発表します。
| 順位 | シリーズ名 | 出版社 | Amazon評価 (理論) |
レビュー数 | 価格 (1科目) |
フルカラー | おすすめする人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 🥇1位 | みんなが欲しかった! 教科書&問題集 |
TAC出版 | ★3.8 | 48件 | 3,520円 | ✅ 対応 | 初心者・独学者 迷ったらこれ |
| 🥈2位 | やさしく学ぶシリーズ | オーム社 | ★4.0 | 103件 | 2,420円 | ✕ モノクロ | 予算重視の初心者 |
| 🥉3位 | Newこれだけシリーズ | 電気書院 | ★3.8 | 77件 | 2,860円 | ✕ モノクロ | 理系出身で基礎あり |
| 4位 | 完全マスターシリーズ | オーム社 | ★4.0 | 29件 | 3,080円 | ✕ モノクロ | 2冊目・辞書用途 |
| 5位 | 誰でもわかる 電験参考書 |
電験参考書 研究会 |
─ (書店販売なし) |
─ | 3,980円 | ✕ モノクロ | 他書で挫折した人 |
Amazon評価★だけを見ると「やさしく学ぶ」「完全マスター」が★4.0で最高ですが、レビュー件数・発行年・シリーズの総合力(過去問題集との連携・CBT対応・フルカラー)を加味して総合順位を決定しています。「やさしく学ぶ」は改訂2版が2018年発行でやや古い点、「完全マスター」はレビュー件数29件で母数が少ない点を考慮しています。
それでは、第5位から順に詳しく解説していきます。

第5位:誰でもわかる電験参考書(電験参考書研究会)
価格:各科目 約3,980円|4科目セット 約15,000円
カラー:モノクロ|問題集:別売り
「他の参考書で挫折した人」のための最後の砦
この参考書は書店にもAmazonにも並んでいません。電験の受験生が個人で作った「挫折者のための参考書」で、公式サイトかメルカリでしか手に入りません。最大の特徴は中学数学の分数・小数の計算からスタートする圧倒的なやさしさです。
良い点
数学の基礎から丁寧にやり直せる。三角関数や分数の復習から始まるので、数学アレルギーの方でも挫折しにくい設計です。メルカリでの中古価格も安定して高く(4科目セットで6,000〜8,000円程度で売れる)、人気の高さがうかがえます。
注意点
入手性が悪い。書店で立ち読みしてから買うことができません。また価格もやや高めで、4科目揃えると約15,000円。わかりやすさに振っている分、試験本番の難問には対応しきれない場合があります。5位にした理由は「入手性の悪さ」と「客観的なレビューデータがない」こと。内容の良し悪しではなく、万人に推薦しにくいという判断です。
「みんなが欲しかった!」や「やさしく学ぶ」を買ったけど、最初の10ページで何を言っているかわからなかった──そんな方には最後の選択肢として存在価値があります。

第4位:完全マスターシリーズ(オーム社)
法規:★4.1(65件)←4科目中で最もレビューが多い
価格:各科目 約3,080円|4科目合計 約12,320円
カラー:モノクロ|版:改訂4版(2023年発行)
内容の網羅性は全シリーズ中No.1──ただし「辞書」であり「教科書」ではない
Amazonレビューに象徴的なコメントがあります──「過去問をやった後にこの本をきちんと読めば、その良さがわかります」。つまり、最初の1冊には向かないが、2冊目・リファレンスとしては最強ということです。
良い点
「穴がない参考書」がポリシー。電験二種へのステップアップにもそのまま使えるレベルの深さで、過去問演習中に「この公式の導出は?」と思ったとき、完全マスターを引けばほぼ確実に載っています。法規科目はレビュー65件・★4.1と特に評価が高く、条文の解説が丁寧です。
注意点
初心者が1冊目に選ぶ本ではありません。説明が簡潔すぎて「行間を読む力」が求められます。理論のレビュー件数が29件と少ないのは、初心者層が手に取りにくいことの裏返しです。4位にした理由は「1冊目に推薦できない」こと。実力は認めますが、この記事の読者(これから始める方)には向きません。

🥉 第3位:Newこれだけシリーズ(電気書院)
価格:各科目 約2,860円|4科目合計 約11,440円
カラー:モノクロ|版:改訂2版(2019年発行)
電験参考書の「元祖」。レビュー77件が語る歴史と信頼
電験三種の参考書といえば「これだけシリーズ」──そう答えるベテラン受験者は多いです。レビュー77件は5シリーズ中2番目に多く、長年にわたって多くの合格者を輩出してきた実績があります。Amazonレビューでは「3ヶ月で3科目合格できた」という声もあり、実力は折り紙付き。
良い点
計算過程の省略が少ない。途中式を丁寧に書いてくれるので、「なぜこの計算になるのか」で詰まりにくいです。特に理系出身者には「ちょうどいい難易度」で、テンポ良く進められます。同じ出版社から「過去問マスタ 20年間」という定番の過去問題集が出ており、セットで使えるのも強みです。
注意点
初心者には説明が飛躍する箇所がある。Amazonレビューでも「基礎がない人には難しい」という指摘が複数あります。★3.8はレビュー件数の多さを考えると正直やや低め。モノクロ印刷でレイアウトも古風なため、近年のフルカラー参考書に慣れた層には「取っつきにくい」と感じるかもしれません。3位にした理由は「初心者の挫折リスクがやや高い」こと。電気の基礎知識がある方には2位でもよいシリーズです。

🥈 第2位:やさしく学ぶシリーズ(オーム社)
価格:各科目 2,420円|4科目合計 約9,680円(最安)
カラー:モノクロ|版:改訂2版(2018年発行)
レビュー103件・★4.0──データが証明する「コスパ最強」の初心者向けテキスト
レビュー件数103件は5シリーズ中ダントツの1位。しかも星4.0。これは「多くの人が買い、そして多くの人が満足している」ことの客観的な証拠です。4科目そろえても約9,680円。1位の「みんなが欲しかった!」(4科目14,060円)と比べると約4,400円安いのは大きなアドバンテージです。
良い点
1科目2,420円は業界最安水準。「参考書代だけで1万円超えるのはキツい」という方にはベストです。浮いたお金で過去問題集を買えます。ページ数も各科目300〜350ページ程度で、分厚い本に萎えるタイプの方にもちょうどいい。老舗オーム社の発行で内容の正確性も折り紙付きです。
注意点
改訂2版は2018年発行でやや古い。CBT試験への言及がなく、近年の出題傾向に完全対応しているとは言えません。Amazonレビューでも「わかりやすいが改訂してほしい」との声が多数。モノクロ印刷のため、フルカラーの「みんなが欲しかった!」と比較すると視覚的なわかりやすさで劣ります。2位にした理由は「発行年の古さ」と「モノクロ」。コスパは最強ですが、2026年に買う1冊目としては1位のほうが安心です。
もし「やさしく学ぶ」が2025〜2026年に改訂されてフルカラーになったら、1位と入れ替わる可能性が十分あります。それくらいベース品質は高い。現時点では「予算を重視するなら2位、わかりやすさと最新性を重視するなら1位」という棲み分けです。

🥇 第1位:みんなが欲しかった! 電験三種 教科書&問題集(TAC出版)
Amazon「電気主任技術者」カテゴリ ベストセラー第1位
4科目の平均評価:理論★3.8(48件)・電力★3.8(39件)・機械★3.8(35件)・法規★4.1(32件)
価格:各科目 3,520円|4科目合計 14,060円
フルカラー|版:第3版(2024年発行)|CBT試験対応
なぜ★3.8なのに1位なのか?──データを正しく読む
正直に言います。★だけなら「やさしく学ぶ」(★4.0)や「完全マスター」(★4.0)のほうが高い。にもかかわらず1位にした理由を、客観データで説明します。
理由①:Amazon「電気主任技術者」カテゴリでベストセラー1位。つまり「最も多くの人が今まさに買っている参考書」です。売れているということは、それだけ多くの受験指導者・合格者が推薦しているということ。
理由②:★3.8の内訳を見ると「★5が最多」。低評価レビューは「教科書と問題集の難易度のギャップ」を指摘するものが中心で、これは過去問題集を別途しっかりやれば解決する問題です。実際に「問題集を3周したら過去問で平均85点取れた(勉強時間100時間弱)」というレビューもあります。
理由③:2024年発行の最新第3版でCBT試験に完全対応。2018年発行の「やさしく学ぶ」と比べて、最新の出題傾向を反映しています。
理由④:シリーズ展開が圧倒的に充実。入門書「はじめの一歩」(★4.1・39件)→ 教科書&問題集 → 科目別過去問題集 → 10年過去問題集と、学習の全段階をカバーするラインナップが揃っています。参考書から過去問へのシームレスな接続は、他シリーズにない大きな強みです。
私がこのシリーズで全科目合格した実体験
私は電気の知識がほぼゼロの状態からこのシリーズで勉強を始めました。最大の強みはフルカラーの図解と板書風のメモです。一人で読んでいても「授業を受けている感覚」があり、モチベーションが切れにくい。
低評価レビューにある「教科書をやっても問題が解けない」──これは私も経験しました。でもそれは「教科書の問題」ではなく「過去問演習が足りていない段階」です。教科書で理解 → 過去問で実戦力をつける、という2ステップを守れば、このシリーズだけで合格できます。
教科書&問題集:受験する科目分だけ買う(最初は理論だけでOK)= 3,520円
10年過去問題集:4科目セットで3,080円
初期投資:3,520円 + 3,080円 = 約6,600円で合格への勉強が始められます

参考書の「次」に買うべき過去問題集2選
参考書でインプットした後は、過去問で実戦力をつけます。おすすめは以下の2つです。
おすすめ①:みんなが欲しかった!10年過去問題集(TAC出版)
教科書&問題集と同じシリーズなので、解説の用語・書き方が統一されています。年度別に10回分を収録。Amazon評価★4.7(24件)はシリーズ内で最も高く、解説のわかりやすさが評価されています。価格は3,080円で4科目分入っているので、コスパも優秀。
おすすめ②:電験3種過去問マスタ 20年間(電気書院)
20年分の過去問を分野別に収録しているのが最大の特徴。「直流回路だけ20年分をまとめて解く」という使い方ができるため、苦手分野の集中攻略に最適です。「Newこれだけ」を教科書に選んだ方は、同じ電気書院のこちらが相性◎。ただし2026年版はAmazon評価★2.8(4件)とレビュー数が極端に少なく、評価が安定していない点は注意してください。
(2〜3ヶ月)
(1〜2ヶ月)
(直前2週間)

合格後にメルカリで売れば参考書代は半額回収できる
「参考書に1万円以上かけるのが不安…」という方に朗報です。電験三種の参考書はメルカリで非常によく売れます。受験者が毎年一定数いるため、特に試験申込期間(5〜6月)に出品すると高値で売れやすいです。
メルカリでの売却相場(2026年3月時点の実績)
| 参考書 | 新品価格 | メルカリ売却相場 | 実質負担額 |
|---|---|---|---|
| みんなが欲しかった!4科目セット | 14,060円 | 7,000〜9,000円 | 約5,000〜7,000円 |
| みんなが欲しかった!理論のみ | 3,520円 | 1,500〜2,000円 | 約1,500〜2,000円 |
書き込みを最小限にする。鉛筆で薄く書いて消す、付箋を使うなど「売ること前提」で使うと、売却額が500〜1,000円変わります。詳しくは関連記事で解説しています。

まとめ──今日やるべきことはたった1つ
🥈 2位:やさしく学ぶ──レビュー103件★4.0のコスパ最強。予算重視なら。
🥉 3位:Newこれだけ──レビュー77件の実績ある老舗。理系出身者向け。
4位:完全マスター──網羅性No.1。2冊目・辞書として最強。
5位:誰でもわかる──他書で挫折した人の最後の砦。入手性がネック。
参考書選びに正解はありますが、不正解はありません。どのシリーズを選んでも、3周すれば力がつきます。大事なのは「どれを買うか」ではなく「今日買って明日から始めること」です。
1冊目の参考書をカートに入れる。たったそれだけで、あなたは「電験三種に挑戦する人」になります。
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