⚔️ 「F値は計算できた。でも、この数字が"当たり"なのか"ハズレ"なのか分からない…」
ここまで8つのステージを駆け抜けてきたあなた。ついにメインシナリオのラスボスとの対決です。
このステージをクリアすれば、「温度に効果があるかどうか」という最終結論が出せます。
📖 前回のあらすじ
分散分析表を完成させ、F値 = 24.0 を手に入れました。
この「24.0」という武器が、ボスを倒せるほど強いのかどうか──それを判定するのが今回のミッションです。
🎯 この記事で学べること
- F分布表の「3つの鍵」を見つける方法
- F値とボーダーラインを比較して判定する手順
- 「有意差あり」「有意差なし」それぞれの意味と対処法
- メインシナリオ完結後の「クリア後ステージ」の紹介
🔗 前回の記事をまだ読んでいない方はこちらから
→ 分散分析表の作り方|一元配置実験⑧
目次
🗝️ STEP 1:F分布表の「3つの鍵」を見つける
🎮 RPGで例えると…
ラスボスの部屋に入るには「3つの鍵」が必要です。
この鍵がないと、ボスの防御力(合格ライン)を調べることができません。
🔑 鍵①:分子の自由度(f₁)
f₁ = 要因Aの自由度 = fA = 1
F値の「分子」に使った分散 VA の自由度です。
今回は水準数 a = 2 なので、fA = a − 1 = 1
🔑 鍵②:分母の自由度(f₂)
f₂ = 誤差の自由度 = fe = 4
F値の「分母」に使った分散 Ve の自由度です。
今回は fe = N − a = 6 − 2 = 4
🔑 鍵③:有意水準(α)
α = 0.05(5%)
「偶然そうなる確率が5%以下なら、偶然じゃないと判断しよう」という基準です。
一般的には 5%(α = 0.05) を使います。
🗝️ 今回の3つの鍵
| 鍵① | 分子の自由度 f₁ | 1 |
| 鍵② | 分母の自由度 f₂ | 4 |
| 鍵③ | 有意水準 α | 0.05 |

🛡️ STEP 2:ボスの防御力(合格ライン)を調べる
🎮 RPGで例えると…
3つの鍵を使って「ボスの防御力」を調べます。
あなたの攻撃力(F値 = 24.0)がこの防御力を上回れば、勝利です!
📊 F分布表の読み方
F分布表は、行と列で検索する辞書のようなものです。
- 列(横)を「鍵① = 1」で探す
- 行(縦)を「鍵② = 4」で探す
- 表の種類を「鍵③ = 0.05」で選ぶ
📋 F分布表(α = 0.05)の一部
| f₂ \ f₁ | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|
| 3 | 10.13 | 9.55 | 9.28 |
| 4 | 7.71 | 6.94 | 6.59 |
| 5 | 6.61 | 5.79 | 5.41 |
🛡️ ボスの防御力(合格ライン)発見!
F0.05(1, 4) = 7.71

⚔️ STEP 3:ラスボス戦!攻撃力 vs 防御力
⚔️ あなたの攻撃力
24.0
(計算したF値)
🛡️ ボスの防御力
7.71
(F分布表の値)
⚖️ 判定ルール
| 攻撃力 > 防御力 → 勝利!有意差あり ✨ | 攻撃力 ≦ 防御力 → 敗北…有意差なし 💔 |
24.0 > 7.71
🎉 勝利!「有意差あり」
温度の違いは、プラスチックの強度に統計的に有意な影響を与えている!
💡 もし「有意差なし」だったら?
「敗北」しても諦める必要はありません。データ数を増やして再挑戦できます。
※ データが増えると自由度 f₂ が上がり、ボスの防御力が下がります。RPGでいうレベル上げです。

🏆 STAGE 9 CLEAR!メインシナリオ完結
🎊 おめでとうございます!
一元配置実験のメインシナリオ、全9ステージをクリアしました!
これで「F検定による有意差判定」ができるようになりました。
📝 今日のポイント
- F分布表を引くには「3つの鍵」が必要:f₁(分子)、f₂(分母)、α(有意水準)
- 今回の鍵:f₁ = 1、f₂ = 4、α = 0.05 → 合格ライン 7.71
- F値(24.0)> 合格ライン(7.71)→ 有意差あり
- 「有意差なし」でも、データを増やせばリベンジ可能
🗺️ メインシナリオの軌跡(全9ステージ)
🌟 クリア後ステージ(余力があれば挑戦)
メインシナリオは完結しましたが、さらに深く学びたい方のためにクリア後ステージを用意しています。
実務で必要になったときに、いつでも戻ってきてください。
- ⑩ 母平均の区間推定
- ⑪ 母平均の差の推定
- ⑫ 交絡とは?
- ⑬ プーリングとは?
- ⑭ 有効繰り返し数
- ⑮ 最適条件の決め方
📖 クリア後ステージ⑩に進む
