回帰分析

【完全保存版】回帰分析・重回帰分析の公式一覧|覚えるべき数式を「意味」と「使いどころ」で整理した最強チートシート

😣 こんな悩みはありませんか?
  • 回帰分析の公式が多すぎて、どれを覚えればいいかわからない…
  • 公式は知ってるけど、「なぜその式なのか」が理解できない
  • 単回帰と重回帰で、どの公式が共通でどこが違うの?
  • 検定や推定の公式が似ていて混乱する…
✅ この記事でわかること
  • 回帰分析で覚えるべき公式の全体像と優先順位
  • 各公式の「意味」と「使いどころ」
  • 単回帰・重回帰の公式の共通点と違い
  • 関連記事への学習ロードマップ

回帰分析を学んでいると、次々と新しい公式が出てきて混乱しますよね。

「傾きの公式」「決定係数の公式」「検定統計量の公式」…。似たような記号が並び、どれがどれだかわからなくなってしまいます。

この記事では、回帰分析・重回帰分析で本当に覚えるべき公式を一覧表にまとめ、それぞれの「意味」と「使いどころ」を整理しました。

公式を「丸暗記」するのではなく、「なぜこうなるのか」を理解するための入口として、この記事を活用してください。

💡 この記事の使い方
まず一覧表で全体像を把握し、詳しく知りたい公式は関連記事リンクから深掘りしてください。ブックマーク推奨です!

【保存版】回帰分析 公式一覧表

まずは、回帰分析で覚えるべき公式の全体像を一覧表で確認しましょう。

公式は5つのカテゴリに分類しています。上から順に学習することをおすすめします。

カテゴリ①:単回帰の基本式

公式名 公式 意味 関連記事
回帰直線 ŷ = a + bx xからyを予測する直線 詳細 →
傾き b b = Sxy / Sxx xが1増えるとyがb増える 詳細 →
切片 a a = ȳ − b x̄ x=0のときのyの値 詳細 →
残差 eᵢ = yᵢ − ŷᵢ 実測値と予測値のズレ 詳細 →
📐 記号の意味
Sxy:xとyの偏差積和 = Σ(xᵢ − x̄)(yᵢ − ȳ)
Sxx:xの偏差平方和 = Σ(xᵢ − x̄)²
x̄, ȳ:x, yの平均値

カテゴリ②:平方和の分解

公式名 公式 意味 関連記事
総平方和 ST ST = Σ(yᵢ − ȳ)² yの全体のバラつき 詳細 →
回帰平方和 SR SR = Σ(ŷᵢ − ȳ)² 回帰で説明できたバラつき 詳細 →
残差平方和 Se Se = Σ(yᵢ − ŷᵢ)² 回帰で説明できないバラつき 詳細 →
分解の関係 ST = SR + Se 全体 = 説明 + 残差 詳細 →

カテゴリ③:相関と決定係数

公式名 公式 意味 関連記事
相関係数 r r = Sxy / √(Sxx・Syy) xとyの直線関係の強さ(−1〜+1) 詳細 →
決定係数 R² = SR / ST = 1 − Se/ST 回帰で説明できる割合(0〜1) 詳細 →
r と R² の関係 R² = r²(単回帰のみ) 単回帰では相関係数の2乗が決定係数 詳細 →
寄与率 R² × 100 (%) 決定係数を%で表現 詳細 →
💡 覚え方のコツ
R² = 0.64 なら「このモデルはyのバラつきの64%を説明できている」と解釈します。残り36%は説明できない部分(残差)です。

カテゴリ④:検定統計量

公式名 公式 用途 関連記事
相関係数の検定 t₀ = |r|√(n−2) / √(1−r²) 相関が偶然かどうか検定 詳細 →
回帰係数の検定 t₀ = b / SE(b) 傾きが0でないか検定 詳細 →
回帰の有意性検定(F検定) F₀ = VR / Ve モデル全体が有意か検定 詳細 →
📐 相関係数の検定式の覚え方
t₀ =
|r| × √(n − 2)
√(1 − r²)
分子:相関の強さ |r| × サンプルサイズの効果 √(n−2)
分母:相関で説明できない不確かさ √(1−r²)
→ 「シグナル ÷ ノイズ」の構造

カテゴリ⑤:区間推定

公式名 公式 用途 関連記事
回帰係数bの区間推定 b ± t(α/2, n−2) × SE(b) 傾きの95%信頼区間 詳細 →
信頼区間(平均の推定) ŷ₀ ± t × √[Ve(1/n + (x₀−x̄)²/Sxx)] x₀における平均yの区間 詳細 →
予測区間(個別の推定) ŷ₀ ± t × √[Ve(1 + 1/n + (x₀−x̄)²/Sxx)] x₀における個別yの区間 詳細 →
相関係数の区間推定 フィッシャーのz変換を使用 rの95%信頼区間 詳細 →
⚠️ 信頼区間と予測区間の違いに注意
信頼区間:「x₀のときの平均的なyはどの範囲か?」
予測区間:「x₀のときの個別のyはどの範囲か?」
→ 予測区間の方が必ず広くなります(個別のバラつきを考慮するため)

【保存版】重回帰分析 公式一覧表

続いて、重回帰分析で追加される公式を見ていきましょう。

単回帰との違いは、説明変数が2つ以上になることです。直線ではなく「平面」や「超平面」でyを予測します。

重回帰の基本式

公式名 公式 意味 関連記事
重回帰式 ŷ = b₀ + b₁x₁ + b₂x₂ + … 複数のxからyを予測 詳細 →
偏回帰係数 bⱼ 正規方程式から算出 他のxを固定したときのxⱼの効果 詳細 →
正規方程式 (X'X)b = X'y 偏回帰係数を求める連立方程式 詳細 →
💡 偏回帰係数の意味
偏回帰係数 b₁ は「x₂を固定したとき、x₁が1増えるとyがb₁増える」という意味です。単回帰の傾きとは違い、「他の変数の影響を取り除いた純粋な効果」を表します。

重回帰の検定・評価

公式名 公式 意味 関連記事
自由度調整済み R² R²* = 1 − (1−R²)(n−1)/(n−k−1) 変数の数で調整した決定係数 詳細 →
モデル全体のF検定 F₀ = (SR/k) / (Se/(n−k−1)) モデル全体が有意か 詳細 →
偏回帰係数のt検定 t₀ = bⱼ / SE(bⱼ) 各変数が有意か 詳細 →
VIF(分散拡大係数) VIF = 1 / (1 − Rⱼ²) 多重共線性の指標 詳細 →
⚠️ 重回帰の注意点:多重共線性
説明変数同士に強い相関があると、偏回帰係数が不安定になります。VIF > 10 なら多重共線性の疑いがあります。どちらかの変数を削除するなどの対策が必要です。

単回帰と重回帰の公式比較

単回帰と重回帰では、考え方は同じで、式の形が拡張される関係にあります。対比表で整理しましょう。

項目 単回帰 重回帰
モデル式 ŷ = a + bx ŷ = b₀ + b₁x₁ + b₂x₂ + …
予測の形 直線 平面(超平面)
回帰係数の意味 xが1増えるとyがb増える 他を固定してxⱼが1増えるとyがbⱼ増える
決定係数 R² = r² R²(r²とは一致しない)
回帰の自由度 1 k(説明変数の数)
残差の自由度 n − 2 n − k − 1
注意点 多重共線性に注意
💡 ポイント
重回帰の自由度は「n − k − 1」です。データ数 n から、推定するパラメータ数(k個の偏回帰係数 + 1個の切片)を引きます。単回帰(k=1)なら n−1−1 = n−2 となり、単回帰の公式と一致します。

公式の学習ロードマップ

公式を効率的に学ぶには、順序が大切です。以下のロードマップに沿って学習することをおすすめします。

Step 1:回帰分析の基礎を理解する

順序 学習内容 関連記事
1 回帰分析とは何か?(全体像の把握) 記事を読む →
2 相関と回帰の違い 記事を読む →
3 最小二乗法のしくみ 記事を読む →
4 残差と誤差の違い 記事を読む →

Step 2:評価指標を理解する

順序 学習内容 関連記事
5 決定係数 R² の意味 記事を読む →
6 r と R² の関係 記事を読む →
7 寄与率の計算 記事を読む →

Step 3:検定・推定を学ぶ

順序 学習内容 関連記事
8 回帰係数の検定(t検定) 記事を読む →
9 回帰の前提条件 記事を読む →
10 信頼区間と予測区間 記事を読む →

Step 4:重回帰に進む

順序 学習内容 関連記事
11 重回帰分析とは? 記事を読む →
12 偏回帰係数の意味 記事を読む →
13 多重共線性(VIF) 記事を読む →
14 変数選択の方法 記事を読む →

まとめ|公式は「意味」で覚える

この記事では、回帰分析・重回帰分析で覚えるべき公式を一覧で整理しました。

📝 この記事のまとめ
  • 単回帰の基本式:ŷ = a + bx、傾き b = Sxy/Sxx、切片 a = ȳ − bx̄
  • 平方和の分解:ST = SR + Se(全体 = 説明できた + 残差)
  • 決定係数:R² = SR/ST(0〜1で「当てはまりの良さ」を表す)
  • 相関係数の検定:t₀ = |r|√(n−2) / √(1−r²)
  • 重回帰の特徴:偏回帰係数は「他を固定したときの効果」、VIFで多重共線性をチェック
  • 信頼区間と予測区間:平均の推定か、個別の推定かで使い分け

公式を丸暗記するのではなく、「この公式は何を計算しているのか」「なぜこの形なのか」を意識すると、忘れにくくなります。

この記事をブックマークして、公式を確認したいときにいつでも戻ってきてください。各公式の詳細は、リンク先の記事で深掘りできます。

💡 最後に
公式を覚えたら、実際に手を動かして計算してみましょう。エクセルやPythonで実データを分析すると、公式の意味がより深く理解できます。

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