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電験三種 過去問の一覧|無料で解ける22回分と何年分・解く順番

電験三種の過去問は公式で22回分が無料。何年分・どこで・解く順番

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

「電験三種 過去問」で探して行き着く公式のページには、22回分が無料で並んでいます。ただ、正解の番号はあっても、解説は1行もない。

先に答え

電験三種の過去問は、電気技術者試験センターの公式サイトで、平成21年度から令和8年度上期までの22回分を無料で見られます。ただし公式にあるのは問題と、正解の番号だけ。解き方の解説はありません。解説は無料の解説サイトか過去問題集で補い、まずは直近15回分(平成28年度〜令和8年度上期)を目安に解くのがおすすめです。なお、CBTで出た問題は公開されません。公表されるのは筆記の問題だけ。

この記事を書いたのは、11/9から電験三種の下期の申込が始まるからです。申し込んだ人が最初に探すのが過去問。ところが「どこで手に入るのか」「何年分やればいいのか」「CBTでも過去問は役に立つのか」は、調べると答えがばらばらでした。

そこで、試験センターの公開ページを2ページとも開いて数え、問題用紙と解答の PDF も1回分ずつ読みました。入手先、公開されている回の一覧、何年分の目安、解く順番、そして申込から試験日までの使い方を、計算つきで並べます。

電験三種の過去問の入手先3つ(試験センターの公式22回・解説サイト・過去問題集)とCBTの問題は非公開

電験三種の過去問はどこで無料で手に入る?

電験三種の過去問の入手先は、①試験センターの公式サイト(無料・問題と正解の番号だけ)、②解説つきの無料サイトや資格学校のページ、③市販の過去問題集の3つです。問題そのものはどれも同じなので、違いは「解説があるか」と「何回分まとめて読めるか」です。

入手先見られる回解説費用向いている使い方
試験センター(公式)平成21年度〜令和8年度上期の22回なし(正解の番号と配点だけ)無料本番と同じ紙面で、時間を計って解く
解説サイト(電験王など)電験王は平成18年度〜令和8年度上期の25回1問ずつの解説あり無料解けなかった問題の解き方を確かめる
資格学校のページ(TAC)平成25年度〜令和8年度上期の18回重要問題の一部に解説動画無料動画で解き方の流れをつかむ
過去問題集(書籍)1冊で約10回分が多い全問に解説有料持ち歩く・書き込む・分野別に解く

回の数は、10/31に各ページの一覧を数えた値です。電験王の回数は過去問解説の一覧、TAC は「電験三種 過去問題と解答解説」のページの一覧。

公式の PDF は、本番で配られる問題用紙そのものです。ページの割り付けも図の大きさも本番どおりなので、時間を計って解く練習には一番向いています。困るのは、解けなかったとき。公式の解答は1枚の表で、問ごとに「解答の番号」と「配点」が並んでいるだけです。

そこで、解説は別に用意します。無料なら過去問の解説サイト、まとめて手元に置きたいなら過去問題集。どれを選んでも問題は同じなので、迷ったら「公式で解く → 解説で確かめる」の組み合わせで始めて、お金はかかりません。

注意|「過去問の PDF」を名乗る別のサイト

検索すると、公式以外のサイトに過去問の PDF が置かれていることがあります。中身が古い版のことや、改変されていることもあるので、問題は試験センターの公式ページから落とすのが安全です。公式ページは「電気技術者試験センター 第三種 問題と解答」で探せます。

公式で公開されている過去問22回の一覧

試験センターの公式サイトで公開されている電験三種の過去問は、平成21年度から令和8年度上期までの22回分です。令和4年度からは試験が年2回になったので、最近の4年で9回分が増えています。

回試験日受け方と公開されている問題
令和8年度上期8/30筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和7年度下期3/22筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和7年度上期8/31筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和6年度下期3/23筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和6年度上期8/18筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和5年度下期3/24筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和5年度上期8/20筆記(CBTも実施。CBTの問題は非公開)
令和4年度下期3/26筆記・年2回
令和4年度上期8/21筆記・年2回
令和3年度8/22筆記・年1回
令和2年度9/13筆記・年1回
令和元年度9/1筆記・年1回
平成30年度9/2筆記・年1回
平成29年度9/3筆記・年1回
平成28年度9/4筆記・年1回
平成27年度9/6筆記・年1回
平成26年度9/7筆記・年1回
平成25年度9/1筆記・年1回
平成24年度9/9筆記・年1回
平成23年度9/4筆記・年1回
平成22年度9/5筆記・年1回
平成21年度9/6筆記・年1回

出典:電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験の問題と解答」(1ページ目に令和8年度上期〜平成28年度の15回、2ページ目に平成27年度〜平成21年度の7回)。10/31に確認。

表で見ると、令和4年度上期を境に間隔が変わります。それまでは毎年9月ごろに1回。令和4年度からは8月ごろの上期と3月ごろの下期の2回になり、令和5年度上期からはパソコンで受けるCBT方式も始まりました。

CBTの受験者が解いた問題は、公開されません(試験センターのよくある質問)。公開されているのは、全国一斉に紙で解いた筆記の問題だけです。CBTとの違いは出題の形ではなく「画面で読むか、紙で読むか」なので、筆記の過去問はCBTを受ける人の練習にもそのまま使えます。

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電験三種の過去問は何年分やればいい?

目安は直近15回分(平成28年度〜令和8年度上期)です。年2回になってからの9回と、その前の年1回の6回を両方含むので、最近の出方と昔からの定番の両方が見えます。本番の時間で1周すると4科目で約84時間、3周で約251時間かかります。

「過去問は10年分」とよく言われます。ところが、年2回になった今は「10年分」と「10回分」が一致しません。直近10回分なら令和3年度までで、年度でいえば約5年分。10年分なら平成28年度までさかのぼり、回数は15回になります。

数え方範囲回数本番の時間で1周(4科目)
直近10回分令和3年度〜令和8年度上期10回約56時間
直近15回分(おすすめ)平成28年度〜令和8年度上期15回約84時間
公式の全部平成21年度〜令和8年度上期22回約123時間

1回分の試験時間は理論・電力・機械 各90分、法規65分の合計335分。335分×回数÷60で計算(10回 55.8時間、15回 83.75時間、22回 122.8時間)。

筆者なら、まず15回分を目安にします。年2回になった後の9回だけでは、出題の幅が少し狭い。かといって22回全部を3周するのは、働きながらだと時間が足りません。古い7回は、15回分を解き終えて時間が残ったら、苦手な分野だけ拾う使い方で十分です。

1科目だけなら、週5〜6時間で3周できる

科目合格を使って、今回は1科目に絞る人も多いはずです。理論だけなら、15回分を本番の90分で1周すると22.5時間。3周で67.5時間です。申込の初日(11/9)からCBTの初日(2/4)までは87日、約12週あるので、67.5÷12で週に約5.6時間あれば、過去問を3周できる計算になります。

科目1回の時間問題数(解答の欄)15回分を1周3周
理論90分17問(20)22.5時間67.5時間
電力90分17問(20)22.5時間67.5時間
機械90分17問(20)22.5時間67.5時間
法規65分13問(16)16.25時間48.75時間

問題数は令和8年度上期の問題用紙で確認。理論と機械は問17・問18のどちらかを選ぶので、解く数は17問。B問題は(a)(b)の2つに答えるので、解答の欄はA問題より多くなります。

2周目からは1問にかかる時間が縮むので、実際はもっと短くなります。ここでの数字は「本番の時間で解いた場合」の上限の目安です。

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電験三種の過去問を解く順番

過去問は、テキストの1章を読んだらその分野の過去問を解く「分野別」から始め、全分野が終わったら1回分を本番の時間で通して解く「年度別」に切り替えるのがおすすめです。年度は新しい順に解きます。

STEP 1 分野別に解く

テキストで1章(例:理論の直流回路)を読んだら、その分野の過去問だけを新しい回から5〜10問。解説つきの過去問題集や解説サイトの科目別の一覧が使いやすい形です。

STEP 2 年度別に通す

全分野をひととおり終えたら、公式の PDF で1回分を本番の時間(理論なら90分)で解きます。時間内に解き終わるか、どこで時間を使ったかを見ます。

STEP 3 間違いを解き直す

間違えた問題と、たまたま当たった問題に印をつけ、3日後と1週間後にもう一度。解説を読んで分かった気になった問題ほど、白紙から解き直します。

STEP 4 CBTの画面に慣れる

CBTで受ける人は、試験センターの体験版で画面の操作を一度試し、問題を見ながらメモ用紙に図を写して解く練習を足します。

年度は新しい順に解きます。理由は2つ。1つは、法規は「試験の年度の初めの時点の法令」で作られるので、古い回ほど今の法令とずれる可能性があること。もう1つは、新しい問題用紙ほど今の本番の紙面に近いことです。

筆者は『みんなが欲しかった!』のシリーズだけで、電気の知識がほぼゼロの状態から全科目に独学で合格しました。教科書と過去問を1冊ずつ行き来したので、「1章読んだら、その章の過去問」の順番は、そのまま始められる形だと考えています。

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電験三種の過去問を解く順番 分野別→年度別→解き直し→CBTの練習

電験三種の過去問でよくある失敗4つ

過去問のよくある失敗は、①正解の番号を覚えてしまう、②法規の古い回を今の法令と思って覚える、③解説を読んで分かった気になる、④時間を計らずに解く、の4つです。どれも、点数が伸びないのに勉強した気になれる点が共通しています。

よくある失敗なぜ困るかこう直す
正解の番号を覚えてしまう同じ問題は出ない。数字や条件が変わると解けない2周目は選択肢を隠し、答えの数値を自分で出してから選ぶ
法規の古い回をそのまま覚える法規は出題の年度の法令で作られる。改正で答えが変わる古い回は「今の条文でも同じ答えか」を確かめてから覚える
解説を読んで分かった気になる読むのと解くのは別の力。本番は白紙から式を立てる読んだ日の3日後に、白紙から解き直す
時間を計らずに解く1問の目安は5〜10分。本番では時間が足りなくなる年度別に通すときは必ず本番の時間で

2つ目は見落としやすい失敗です。令和4年度上期の法規の問題用紙には、その年度の初めの時点で効力のある法令に基づいて作った、という趣旨の注があります(注3の要旨)。法令はそのあとも変わっています。たとえば刑法の改正で、令和7年6月から「懲役」は「拘禁刑」に変わった。電気事業法の罰則の書き方も、それに合わせた形に。古い回の法規は、答えの理由を今の条文で確かめてから覚えるのが安全です。

POINT|番号ではなく「何を求めたか」を覚える

過去問の1問ごとに「この問題は何を求めさせたか(例:電圧降下、効率、許容電流)」を一言でメモしておくと、似た問題が数字を変えて出ても、同じ解き方を当てはめられます。

電験三種の過去問でよくある失敗4つ 番号を覚える・法規の古い回・解説だけ・時間を計らない

CBTの問題は公開されない。過去問はどう使う?

CBT方式で出た問題は公開されません。電験三種は令和10年度からCBTへ完全に移る予定と発表されたので、公開される過去問は、今の筆記が続く間に増える分で止まる可能性があります。今ある22回分は、CBTで受ける人にとっても練習の材料です。

令和8年の10/30、試験センターのプレス懇談会で、電験三種は令和10年度から上期・下期ともCBT方式に完全に移ると発表されました(出版社の電気書院と資格の学校TACの報告。試験センターの公式サイトには10/31時点でまだ載っていません)。

移ったあとに過去問を公表するかどうかは、まだ発表されていません。ここから先は推測です。今の決まりのまま「CBTの問題は公開しない」が続けば、新しく公表される過去問は、筆記が残る令和9年度までで止まります。その場合でも、問題の形と難しさは筆記と同じなので、今ある22回分の価値は変わらない。

CBTで受ける人が過去問に足したいのは、画面で読む練習です。紙の問題用紙なら回路図に直接書き込めますが、CBTでは画面の図をメモ用紙に写してから解きます。公式の PDF をパソコンの画面に出し、メモ用紙だけで解く練習をしておくと、本番の手順に近づきます。CBTで何が出たかは公開されていないので、この記事では書けない。

注意|CBTの問題をSNSに書かない

CBTの問題は持ち帰りができず、第三者に内容を伝えることも禁止されています(受験の前に同意します)。体験談として問題の中身を投稿すると違反になりうるので、気をつけてください。

電験三種の過去問とCBT 令和10年度の完全CBT化の前後で公開される過去問

下期の申込から試験日までの過去問の計画

下期の申込は11/9〜11/26で、CBTは2/4〜2/28、筆記は3/21です。申込の初日からCBTの初日までは87日、筆記までは132日。最初の6〜8週は分野別、その後は年度別に通す、と区切ると間に合わせやすくなります。

時期日付過去問でやること
申込11/9〜11/26受ける科目を決める。公式の PDF で最新の1回分を、時間を気にせず解いて今の位置を知る
分野別の時期11月〜12月テキストの章ごとに、その分野の過去問を新しい順に
CBTの会場予約12/7〜1/7CBTの人は予約を忘れない(予約しないと受けられない)。年度別に通し始める
年度別の時期1月〜試験まで1回分を本番の時間で。間違いを解き直す
CBT2/4〜2/28予約した日に受ける。前の週に体験版でもう一度
筆記3/21筆記の人は、直前の2週間で直近の3回分を通して

日程は電気技術者試験センター「令和8年度電気主任技術者試験の実施日程等のご案内」(令和7年12月)。下期の受験案内は10/31時点で未公表。

初めて受ける人が4科目を1回で、は時間的に重い計画です。科目合格は連続5回まで免除が続くので、今回は理論と法規、次は電力と機械、のように分けても前に進みます。CBTは科目ごとに別の日を予約できるので、1科目ずつ受けたい人にも向いています。

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まとめ:過去問は公式で解き、解説で確かめる

まとめ
  • 公式の過去問は平成21年度〜令和8年度上期の22回分。無料だが、正解の番号と配点だけで解説はない
  • 解説は、無料の解説サイト(電験王など)か過去問題集で補う。問題そのものはどれも同じ
  • 目安は直近15回分(平成28年度〜令和8年度上期)。本番の時間で1周約84時間、3周で約251時間
  • 順番は分野別 → 年度別。年度は新しい順。法規の古い回は今の条文で確かめる
  • CBTの問題は公開されない。筆記の過去問をメモ用紙だけで解く練習を足す

下期の申込は11/26(木)17時まで。申し込んだら、まず公式の PDF で最新の1回分を、時間を気にせず解いてみてください。どこで手が止まるかが、次の勉強の地図になります。

参考にした資料

(2026年10月に確認)

法令・規格・資料は改訂されることがあります。実務で使うときは、発行元の最新版で確かめてください。

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S
シラス
電験三種・QC検定1級 / メーカーでパワエレ設計・品質保証 実務10年

メーカーで電気設計と品質保証に携わってきた経験をもとに執筆しています。むずかしい専門用語をできるだけ使わず、はじめて学ぶ人がつまずかないように、図とたとえで説明することを大切にしています。

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