※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
- 回路図の読み方がわからず、どこから見ればいいのか迷う
- 記号の意味は覚えたのに、回路図全体が何をしているのかつかめない
- 回路図とブレッドボード(実物)が頭の中で結びつかない
- 回路図を読む4ステップ(電源 → GND → 信号 → ブロック)
- 線が交わるところの「点」の意味と、線を省略する書き方
- 部品番号(R1・C2…)と値(10kΩ・0.1µF)の読み方
- 回路図とブレッドボードの対応のさせ方と、よくある読み間違い
回路図の読み方のコツは、記号を覚えるより先に「流れ」を追うことです。
①電源の線(+5V・3.3V)を探す
②GND(0V)の記号を全部探す
③信号を入口から出口へたどる
④電源・マイコン・入力・出力のブロックに分ける
この記事では、部品10個の小さな回路図を、この4ステップで色を塗りながら読みます。
わからない言葉が出てきたら、ここに戻ってきてください。本文でも、初めて出たところで言い換えます。
| 回路図 | 部品を記号で描き、どの部品がどうつながるかを線で示した図 |
| 電源 | 回路に電気を送り出すもと。+5V・3.3V のように電圧の名前で書く |
| GND(グランド) | 電圧の基準になる 0V の線。電流が帰ってくる道 |
| LDO | 高い電圧を、少し低い一定の電圧に下げる IC(この記事では 5V→3.3V) |
| マイコン | 小さなコンピュータの IC。スイッチを読んで LED を点けるなどの判断をする |
| ピン(足) | IC から出ている金属の端子。VDD・P1 のような名前がある |
| 信号 | ON/OFF などの情報を伝える電圧の変化(この記事では 3.3V か 0V) |
| 部品番号 | R1・C2 のように、部品の種類の文字と番号をつないだ名前 |
| ブレッドボード | 穴に部品を挿すだけで回路を組める板。中で穴がつながっている |
回路図の読み方でつまずく原因の多くは、記号を1つずつ覚えようとして、全体の流れを見る前に疲れてしまうことです。
この記事では、記号の暗記は後回しにします。1枚の回路図を用意して、色を塗る順番だけ決めて読んでいきます。最後には、同じ回路をブレッドボードに組むときの対応のさせ方まで確かめます。

この記事で読む回路図:マイコンでLEDを点ける小さな回路
この記事で読むのは、USB の 5V を 3.3V に下げ、マイコンが押しボタンを読んで LED を点ける回路図です。部品は10個です。
はじめて見ると、記号と線がたくさんあって圧倒されるかもしれません。はじめは戸惑って当然です。いま全部わかる必要はありません。
| 部品番号 | 部品 | この回路での役目 |
|---|---|---|
| J1 | USB のコネクタ(差し口) | 外から 5V を受け取る |
| U1 | LDO(MCP1700、3.3V) | 5V を 3.3V に下げる |
| C1・C2・C3 | コンデンサ | 電源の電圧を安定させる |
| U2 | マイコン | 押しボタンを読んで、LED を点けるか決める |
| R1・SW1 | 抵抗 10kΩ と押しボタン | 押したかどうかを電圧で伝える(入力) |
| R2・D1 | 抵抗 330Ω と赤色 LED | 光で知らせる(出力) |
マイコンが「小さなコンピュータ」と呼ばれる理由と、できることがわかる
つまり、この回路は「電気を用意する」「判断する」「押されたのを受け取る」「光らせる」の4つの仕事でできています。次の章から、この1枚を順番に塗っていきます。

回路図の読み方は「記号」より先に「流れ」
回路図は、①電源 ②GND ③信号 ④ブロックの順に読むと、記号が全部わからなくても全体がつかめます。
回路図は、電気の「地図」です。地図を見るとき、看板の記号を全部覚えてから歩く人はいません。まず大きな道と、出発地と目的地を探します。
+5V・3.3V など、電圧の名前が書いてある線を探して塗る
GND の記号(下向きの横線3本)を全部探す
入口(スイッチ)から出口(LED)まで、矢印でたどる
電源・マイコン・入力・出力の4つの箱で囲む
回路図を読むのは、知らない町の地図を読むのと同じです。まず川(電源)と海(GND)を見つけ、次に道(信号)をたどり、最後に「駅前」「住宅街」のように地区(ブロック)に分けます。
つまり、記号は読みながら1つずつ覚えれば十分です。先に「どこから電気が来て、どこへ帰り、何が何を動かすか」をつかみます。

STEP 1:電源の線を探して塗る
最初に、電圧の名前(+5V・3.3V など)が書いてある線を探します。この回路図では、U1(LDO)の左が 5V、右が 3.3V です。
J1 の USB から来た 5V は、C1 を通り過ぎて U1 の VIN(入力の足)に入ります。U1 は 5V を 3.3V に下げて、VOUT(出力の足)から出します。
3.3V の線は、右へ長く伸びています。C2・R1・C3 の上を通って、最後に U2(マイコン)の VDD(電源の足)に届きます。
| 線の色 | 電圧 | つながっている部品 |
|---|---|---|
| 赤 | 5V | J1・C1・U1 の VIN |
| オレンジ | 3.3V | U1 の VOUT・C2・R1・C3・U2 の VDD |
1本の線の上では、どこでも電圧は同じです。電圧が変わるのは、LDO や抵抗などの部品をまたいだところだけ。だから、電圧を変える部品(この回路では U1)を見つけると、電源の線がはっきり分かれます。
MCP1700 は、入力が 2.3〜6.0V の範囲で使える LDO です。USB の 5V はこの範囲に入っています。データシートの標準の使い方では、入力と出力に 1µF のコンデンサを付けます。それが C1 と C2 です。
つまり、STEP 1 では「どこに何ボルトが来ているか」がわかります。ここまでで、回路図の上半分の役目が見えてきました。

STEP 2:GND(グランド)の記号を全部探す
GND は、電圧の基準になる 0V の線で、電流の帰り道です。GND の記号は、どこに描いてあっても全部1本につながっています。
GND の記号は、下向きに短くなる横線3本の形です。この回路図では8か所にあります。J1 の GND、C1・C2・C3 の下、U1 と U2 の GND の足、SW1 の下、D1(LED)の下です。
8か所の記号の間に、線は描いてありません。それでも全部つながっています。回路図を見やすくするために、GND の線を省略して記号だけを描くのが決まりごとになっているからです。
「線が描いていない=つながっていない」と読むと、回路の半分が宙に浮いて見えます。GND の記号を見たら、すべて同じ線だと思って読んでください。
GND が「0V の線」ではなく「電流の帰り道」と呼ばれる理由がわかる
つまり、STEP 2 で「電流がどこへ帰るか」がわかります。電源(STEP 1)と GND(STEP 2)がわかれば、電気の行き帰りの道がそろいます。

線を省略する書き方:電源記号・GND 記号・線の名前
回路図では、同じ記号・同じ名前どうしは、線がなくてもつながっているとみなします。省略の書き方は3種類あります。
| 書き方 | 見た目 | 意味 |
|---|---|---|
| GND 記号 | 下向きの横線3本 | どこに描いても、全部同じ 0V の線 |
| 電源記号 | 上向きの T 字や矢印に「+3V」などの名前 | 同じ名前どうしは同じ電源の線 |
| 線の名前(ネット名) | 線の端に「LED_ON」などの文字 | 同じ名前の線は、離れていてもつながる |
たとえば、電池・抵抗・LED の回路は、線で全部つないでも、電源記号と GND 記号で書いても、同じ回路です。部品が増えると、線で全部つなぐと交差だらけになるので、記号で省略するのがふつうです。
つまり、離れた場所にある同じ記号・同じ名前は「見えない線」でつながっています。読むときは、同じ名前を指でたどって確かめます。

STEP 3:信号を入口から出口へたどる
信号は、スイッチやセンサー(入口)から、マイコンを通って、LED やモーター(出口)へ流れます。この回路では、SW1 → P1 → マイコン → P2 → R2 → D1 です。
入口:押しボタン SW1 と R1
R1(10kΩ)は、P1 の線を 3.3V につないでいます。ボタンを押していないとき、P1 は 3.3V です。押すと SW1 が P1 の線を GND につなぐので、P1 は 0V になります。
このとき R1 に流れる電流は 3.3V ÷ 10kΩ = 0.33mA です。小さな電流で「押した・押していない」を電圧の違いとして伝えます。
R1 のように 3.3V へ引いておく抵抗(プルアップ)が要る理由がわかる
出口:R2 と D1(LED)
マイコンが P2 から 3.3V を出すと、R2 → D1 → GND の道に電流が流れて LED が光ります。赤色 LED の電圧を 2.0V(目安)とすると、R2 にかかる電圧は 3.3 − 2.0 = 1.3V。電流は 1.3V ÷ 330Ω ≒ 3.9mA です。
多くの回路図は、入力を左、出力を右、電源を上、GND を下に描きます。迷ったら、左上から右下へ目を動かすと流れに沿って読めます。ただし決まりではないので、最後は線でたどって確かめます。
つまり、STEP 3 で「何が何を動かすか」がわかります。この回路は「ボタンを押すと、マイコンの判断で LED が点く」回路です。

STEP 4:4つのブロックに分ける
最後に、回路図を「電源・マイコン(頭脳)・入力・出力」の4つの箱に分けます。どんなに大きな回路図も、この分け方で読めます。
| ブロック | 部品 | 仕事 |
|---|---|---|
| ① 電源 | J1・U1・C1・C2 | 5V を受け取り、3.3V を作る |
| ② マイコン | U2・C3 | 入力を読んで、出力を決める |
| ③ 入力 | R1・SW1 | 人の操作(押した・押していない)を伝える |
| ④ 出力 | R2・D1 | 光で知らせる |
C3(0.1µF)は、マイコンのすぐそばで電源の電圧を支えるコンデンサです。マイコンの仕事を助けるので、②に入れました。パスコン(バイパスコンデンサ)と呼びます。
大きな回路図では、ブロックごとにページを分けて描くこともあります。ページをまたぐ線は、STEP 2 で見た「線の名前」でつながっています。
つまり、ブロックに分けると「どこを読めば何がわかるか」が決まります。気になるブロックだけを詳しく読めばよくなります。

線が交わるところの読み方:「点」があればつながっている
線が交わるところに黒い点(●)があれば、つながっています。点がない十字は、つながっていません。
| 書き方 | つながり | ひとこと |
|---|---|---|
| T 字+点 | つながっている | いちばん多い書き方 |
| 十字・点なし | つながっていない | 立体交差と同じ。上を通り過ぎるだけ |
| 十字+点 | つながっている | 点が小さいと見落とすので、描く側は避ける |
| 線が半円でまたぐ | つながっていない | 古い図面で見かける |
点のない十字は、道路の立体交差です。上の道と下の道は交わって見えますが、車は乗り換えられません。点のある交差は、ふつうの交差点です。
自分で回路図を描くときは、つながる所はT字に分けて点を打ちます。十字に点を打つ書き方は、印刷がかすれたときに読み間違えるもとになります。
つまり、交わる線を見たら、まず点を探します。点がなければ、別々の線です。

部品番号(R1・C2…)と値(10kΩ・0.1µF)の読み方
部品番号は「部品の種類を表す文字+何個目か」です。R は抵抗、C はコンデンサ、U は IC。値は部品番号のそばに書いてあります。
| 頭の文字 | 部品 | 例 |
|---|---|---|
| R | 抵抗 | R1 10kΩ |
| C | コンデンサ | C3 0.1µF |
| D | ダイオード・LED | D1 赤色LED |
| U・IC | IC(集積回路) | U1 MCP1700 |
| SW・S | スイッチ | SW1 |
| J・CN | コネクタ | J1 USB |
| Q | トランジスタ | Q1 2N3904 |
値の書き方で戸惑いやすい2つ
1つ目は「4k7」のような書き方です。小数点の代わりに単位の文字を入れていて、4k7 は 4.7kΩ です。小数点は印刷でかすれやすいので、この書き方がよく使われます。
2つ目はコンデンサの「104」です。最初の2けた「10」に、10を4回掛けます。10×10⁴=100,000pF=0.1µF です。
U1・U2 のような IC の足が何番か、1番ピンから数える方法がわかる
つまり、部品番号は「回路図と実物を結ぶ名札」です。実物の基板にも、同じ R1・C3 が印刷してあることが多いです。

回路図の「箱の形」と、実物の足の並びは別もの
回路図の IC の箱は、読みやすい向きに描いてあるだけです。実物の足の並びとは関係ありません。足の並びは、データシートの図で確かめます。
この回路図の U1 は、左に VIN(入力)、右に VOUT(出力)、下に GND を描いています。左から右へ電気が流れて読みやすいからです。
ところが、実物の MCP1700(TO-92 という3本足の形)は、文字の面を手前・足を下にすると、左から 1番 GND・2番 VIN・3番 VOUT です。入力は真ん中の足です。データシートの1ページ目の図で確かめられます。
3本足のレギュレータやトランジスタは、見た目が同じでも足の並びが品種ごとに違います。前に使った部品の並びで挿すと、入力と出力を逆につなぐことがあります。必ず、使う品種のデータシートの図を見てください。
つまり、回路図は「何と何がつながるか」、データシートの図は「どの足がどこにあるか」。2つを合わせて初めて実物が組めます。

回路図とブレッドボードの対応:1本の線=つながった穴の列
ブレッドボードでは、縦に並んだ5つの穴が中でつながっています。回路図の1本の線を、この「つながった穴の列」1つに置きかえて組みます。
ブレッドボードの穴のつながり方は2種類です。中央の溝をはさんで、上の a〜e と下の f〜j の5つの穴が、それぞれ縦につながっています。上下の端にある電源用の列(レール)は、横一列がつながっています。
この図では、上下のレールを「3.3V」と「GND」に使い、右端で同じ色どうしをつないでいます。配線の一例を、部品番号ごとに並べます(列の番号は一例です)。
g 行の 5・6・7 列に、文字の面を手前にして挿す(左から GND・VIN・VOUT)。J1 の 5V を 6 列へ、7 列を下の 3.3V レールへ、5 列を下の GND レールへ
C1 は 5 列と 6 列、C2 は 5 列と 7 列をつなぐ(GND と入力・GND と出力)
8ピンの IC を溝をまたいで 12〜15 列に挿す。足の並びは一例(8番 VDD・7番 P1・3番 P2・4番 GND)
VDD の 12 列を上の 3.3V レールへ。C3 は 12 列と 10 列、10 列は上の GND レールへ。R1 は 13 列(P1)と 17 列、17 列は 3.3V レールへ。SW1 は 13 列と 10 列
R2 は 14 列(P2)と 18 列。LED の長い足(+)を 18 列、短い足(−)を 19 列に挿し、19 列を下の GND レールへ
回路図の線を1本選んで色を塗ったら、ブレッドボードでも同じ色の列を1つ決めます。「この列は P1 の線」と決めてから部品を挿すと、つなぎ間違いが減ります。
つまり、回路図の「線」はブレッドボードの「列」、回路図の「部品番号」は実物の部品。この2つの置きかえができれば、回路図から組み立てられます。

回路図と実物を照らし合わせる3つの手順
組み終わったら、①部品番号で探す ②足の名前を確かめる ③線を1本ずつ塗る、の順に回路図と照らし合わせます。
回路図の R1・C3 を、実物の部品(基板なら印刷された番号)と1つずつ結ぶ
IC・LED・トランジスタなど向きのある部品は、データシートの図で足の位置を見る
回路図の線を1本選び、端から端まで、実物でつながる穴や足を確かめたら蛍光ペンで塗る
塗り残した線が「まだ確かめていない線」です。全部の線が塗れたら、照らし合わせは終わりです。印刷した回路図とペンがあればできます。
テスターを持っていれば、導通(つながっているか)のモードで、線の両端に当てて確かめることもできます。
回路図の「つながり」を CAD がどう文字の表にして扱っているかがわかる
つまり、照らし合わせは「1本ずつ・塗りながら」が確実です。頭の中だけで確かめると、1本の見落としが起きやすくなります。

練習問題:この回路図を4ステップで読んでみよう
トランジスタで LED を点ける回路図を、4ステップで読んでみましょう。記号が全部わからなくても答えられます。
トランジスタ(Q1)は、小さな電流で大きな電流を ON/OFF する部品です。いまは「マイコンの信号で LED を点けたり消したりするスイッチ」とだけ思ってください。
電源の線はどれ?何ボルト?
GND はどこ?
信号の入口と出口は?
ブロックに分けると?
つまり、どの回路図も同じ4つの質問で読めます。答えは次の節で確かめます。

練習問題の答え
| 質問 | 答え |
|---|---|
| Q1 電源 | +5V(R2 の上)。マイコンの 3.3V は電源ではなく「信号」として入ってくる |
| Q2 GND | Q1 の下(エミッタという足)の1か所 |
| Q3 信号 | 入口はマイコンの P2 → R1 → Q1。出口は D1(LED) |
| Q4 ブロック | 入力(R1)・スイッチ(Q1)・出力(R2・D1)の3つ |
マイコンが P2 から 3.3V を出すと、Q1 が ON になり、+5V → R2 → D1 → Q1 → GND の道に電流が流れて LED が光ります。マイコンの足から直接 LED を点けるより大きな電流を流せる、よく使う形です。
+5V と 3.3V のように電源が2つある回路では、「どちらの電源の電流が、どの道を通るか」を色で分けると読みやすくなります。この回路では、LED の電流は 5V から、Q1 を動かす小さな電流はマイコンの 3.3V から来ています。
つまり、4ステップで読めば、はじめて見るトランジスタの回路でも「何が何を動かすか」がわかります。

よくある読み間違い4つ
回路図の読み間違いは、①点のない十字 ②GND 記号 ③電源の名前 ④部品の向き、の4つで起きることがほとんどです。
読み間違い1:点のない十字をつながっていると読む
点がなければ、上を通り過ぎているだけです。迷ったら、交わる所の点の有無を確かめます。
読み間違い2:離れた GND 記号を別の線だと思う
GND 記号は、どこに描いてあっても全部同じ線です。R1 の下と C1 の下に別々に描いてあっても、つながっています。
読み間違い3:名前の違う電源をつながっていると思う
+5V と +3.3V は、どちらも上向きの記号でも別の線です。同じ名前どうしだけがつながります。
読み間違い4:LED やダイオードの向きを気にしない
LED・ダイオードの記号の三角は、電流が流れる向き(アノード → カソード)を指しています。逆に挿すと光りません。実物の LED は、長い足がアノード(+)です。
つまり、迷ったら「点」「記号」「名前」「向き」の4つを確かめると、読み間違いのほとんどを防げます。

よくある質問(FAQ)
- 回路図は、記号より先に「流れ」を読む
- STEP 1:電源の線(+5V・3.3V)を塗る。電圧は部品をまたいで変わる
- STEP 2:GND の記号を全部探す。離れていても全部同じ線
- STEP 3:信号を入口から出口へたどる
- STEP 4:電源・マイコン・入力・出力のブロックに分ける
- 交わる線は点を見る。IC の足の並びはデータシートの図で確かめる
次の一歩として、手元にある回路図を1枚印刷し、4色のペンでこの記事と同じ順に塗ってみてください。記号の意味がわからない所は、そのときに調べれば十分です。

- Microchip「MCP1700 Low Quiescent Current LDO」データシート(DS20001826E):入力電圧の範囲(2.3〜6.0V)・出力電流(250mA)・入力と出力の 1µF のコンデンサ・3ピン TO-92 の足の並び(GND・VIN・VOUT)
法令・規格・資料は改訂されることがあります。実務で使うときは、発行元の最新版で確かめてください。
電気回路の基本があいまいなときは、入門書で土台を固めておくと理解が進みます。電気回路の基本を、つまずいている人向けにやさしく解説した入門書です(オーム社)。
回路を実際に組んで、電流や電圧を確かめてみたいときに向いています。サンハヤトのブレッドボード SAD-101です。408個の穴に部品を差し込むだけで、はんだ付けをせずに回路を組めます。
回路の電圧や導通を自分の手で確かめるなら、手元にテスターが1台あると便利です。三和電気計器のデジタルマルチメータ(テスター)CD772です。電圧や抵抗などを測れます。
メーカーで回路設計と生産技術(品質改善)に携わってきた経験をもとに執筆しています。むずかしい専門用語をできるだけ使わず、はじめて学ぶ人がつまずかないように、図とたとえで説明することを大切にしています。
次に読むべき記事
ここまでで、回路図を4ステップで読めるようになりました。次は、この回路図が基板になるまでの流れと、回路図に出てきた部品の役目を1つずつ確かめると、読める範囲がさらに広がります。
テーマ別に、もっと深く学ぶ
気になるところから読んでも大丈夫です。どの記事も、はじめて学ぶ人向けにやさしく書いています。